バスケットボールクリニックコーチ陣による、スキルアップのためのクリニックです。
すぐに練習に取り込めるテクニックや、選手に必要な「エネルギー・水分」の補給ポイントなどを紹介します。
テクニックのこと、身体のこと、バスケットボールを行う上で基本的なことをもう一度見返して、基礎力アップを目指しましょう!
インサイドエリアでは、ディフェンスと競り合うことがほとんどです。したがって、ゴールに背を向けた状態でボールをレシーブすることが多くなります。その時に、攻撃態勢を作るためのターンが要求されます。ミートしてからの攻撃を少しでも有利に展開するためには、左右どちらの足を軸にしてもターン(ピボット)ができるように、両足で着地することが望ましいです。また、ディフェンスのプレッシャーが少ない場合は、できるだけゴール(リング)に正対してボールをもらい、ミートと同時にシュートに結びつけられるような動きを試みることが大切です。
ハイポスト付近でボールを持つ狙いは、ボールを中継することと自ら1on1の攻撃をすることです。1つには、味方が苦しんでいる時に、ハイポスト付近で繋ぐことで、ゴール下やローポスト付近、左右のコーナーへとパスを出すことが可能になり、攻撃の展開をすることが出来ます。もう一方の1on1の攻撃は、チームプレーの要となる場所であり、周りのプレーヤーの動きも気にしながら、プレーすることが大切です。
ローポスト付近でボールを持つ狙いは、何よりもまずシュートを狙うことです。ローポスト付近でボールを受けた後は、得点の可能性が高いので、ディフェンスのファールを誘い易くなります。ゴール(リング)に一番近い所で、力強くプレーすることが最も相手にダメージを与えることが出来ます。そして、次の狙いが、パスの中継をしながら、近くにいる味方とコンビネーションプレーをすることです。特にゴールに近ければ近いほど、自分のマークマンだけでなく、周囲の味方に付いていたディフェンスもプレーを阻止するために近付いてくるので、無理をしないで周辺の味方プレーにパスを出して、別のプレーヤーのスクリーナーになる等、コンビネーションプレーを心掛けることも大切です。ローポスト付近では、常にディフェンスが厳しく、激しくプレッシャーを掛けてくるので、確実にボールをキープできることが重要です。
このほかにディフェンスが片方のサイドからついているのがわかった場合に、ボールを受けながらディフェンスのいない方の足を後方へ伸ばすようにドロップステップを使用する場合もあります。
●ボールミートやステップに関しては、全てにおいて、ハイポスト周辺、ローポスト周辺で利用可能