ENEOSバスケットボールクリニック

スキルアップ!バスケットボールクリニックコーチの身体とテクニックの基礎クリニック

バスケットボールクリニックコーチ陣による、スキルアップのためのクリニックです。
すぐに練習に取り込めるテクニックや、選手に必要な「エネルギー・水分」の補給ポイントなどを紹介します。
テクニックのこと、身体のこと、バスケットボールを行う上で基本的なことをもう一度見返して、基礎力アップを目指しましょう!

小池コーチの「身体の基礎クリニック」第6回 一汁二菜+α(アルファ)

前回5大栄養素のお話で、食べ物が身体の中に入るとどんな働きがあるかをお話しました。今回はその5大栄養素をバランスよくとるために、実際の食卓に合わせて食事のポイントを考えていきましょう。

理想的な食事例(1汁2菜+α)「一汁二菜+α(アルファ)」
主食・主菜・副菜・汁物(一汁二菜)+副菜・牛乳・果物(+α)のお皿で、5つの栄養素を、まんべんなく揃えることが出来ます。
「ご飯などの主食のお皿」「肉・魚メインのおかずになる主菜のお皿」「野菜を中心とした副菜のお皿」という具合に先ずは三つの基本のお皿を用意します。
しかし、ジュニア期に限らずスポーツ選手の身体作りには、これだけでは足りません。
ここに、+αとして「副菜のお皿」、「果物」、「牛乳などの乳製品」が出てきます。
これらは、ビタミンやミネラル(カルシウム、マグネシウムなど)の補給に必要なもので、スポーツ選手には、より多く必要とし、身体の機能を調節しています。
そして食べたものは、ビタミンの力を借りてエネルギーを作り出します。したがって、きちんと食事をしたとしても、ビタミンが不足していると、うまく代謝されず、エネルギーになりません。そのような状況にならないために、野菜中心の副菜をもう一品増やしましょう。
果物にもビタミン類が多く含まれます。中でもかんきつ類により多く含まれているビタミンCは、疲労回復に役立ち、ストレスにも負けない強い身体を作りだしてくれます。
牛乳は、カルシウムの補給源として重要な食品です。カルシウムは、骨の成長にはもちろん必要ですが、筋肉を動かす時にも必要なのです。ということは、スポーツマンには特に必要量が多くなるのもお分かりいただけましたでしょうか?どうしても牛乳が苦手な人は、ヨーグルトでもかまいませんが、乳製品が苦手な人は、小魚などで代用することも可能です。カルシウムをしっかりとりましょう。
「汁」は、水分補給としての働きを持ちます。さらに、主菜、副菜で野菜が十分に取れないときなどは、汁の中に野菜を多く入れることによって、バランスの調整をすることも出来ます。

このように、お皿で考えれば簡単に5つの栄養素を揃えることが出来ます。重要なのは、揃えたお皿の上に乗ったものをしっかり食べることです。まずはお皿をそろえましょう!!お母さん(お子さん)と一緒に料理してみてはいかがでしょう。

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