ENEOSバスケットボールクリニック

スキルアップ!バスケットボールクリニックコーチの身体とテクニックの基礎クリニック

バスケットボールクリニックコーチ陣による、スキルアップのためのクリニックです。
すぐに練習に取り込めるテクニックや、選手に必要な「エネルギー・水分」の補給ポイントなどを紹介します。
テクニックのこと、身体のこと、バスケットボールを行う上で基本的なことをもう一度見返して、基礎力アップを目指しましょう!

大山コーチの「テクニックの基礎クリニック」第9回 ボール保持者に対する構え

●種目1クローズスタンス(ディナイ)

◇ボール保持者に近い場合

※ボールを持っていない人やボールの無い地域をディフェンスする場合は、ボールと自分が守るべき相手の両方を視野に入れておくことが大切です。

※クローズスタンスは、守るべき相手の方向に体を向け、その人の動きを中心に構えます。腰を落として、両足の親指の付け根に均等に体重を掛けます。片手(後ろ側)の手を守るべき相手に近付け、視野から外れた時のセンサー(相手の動きを察知する)となるようにします。もう一方の手を相手の胸の高さに上げ、手の平をパッサーに向けて、パスラインにハンズアップ(ディナイ)するように構えます。

動きながら

※画像をクリックすると、動きがご確認になれます。

※オフェンスの動きに対して、ディフェンスは、自分のふところに相手を包み込むようにします。常に、ディフェンスは、ボールのある位置と自分のオフェンスの間にいることが1番良いポジションです。ディフェンスしている時には、間接視野でボールの状況とオフェンスの動きを見ることが大切です。動きとしては、相手よりも、早めに予測をして動くことが必要です。そして、体が上下動しないように、バランスを崩さず、常に同じ低い姿勢を保つことが大切です。

ディナイしてボールを持たせない範囲は、オフェンスの能力によって異なりますが、通常はシュートエリアで持たれないことが大切です。

●種目2オープンスタンス

◇ボール保持者から遠い場合

ボールの位置が逆サイド

ボールの位置が逆サイド

ボールの位置がトップの場合

オープンスタンスは、ボールと守るべき相手の両方が見えるように、体を開いた格好で(オープン)、ボールの動きに対して構えます。両方の手を上げて、一方をボールにもう一方を守るべき相手に向けて(ピストルスタンス)おきます。

◇オフェンスが動いた場合

ボールの位置が逆サイド
(ボールの位置が45度の場合)

※画像をクリックすると、動きがご確認になれます。

 
ボールの位置がトップの場合

※画像をクリックすると、動きがご確認になれます。

※オフェンスがボールサイドカットの動きをした場合は、前を切られない(ボールサイド)ように上半身で受け止めて(ボディーチェック)、外へ押し出します。この時、外へ押し出しながら、しっかりと、ディナイポジションの動きをするのが重要です。

覚えておこう!!

※マンツーマンディフェンスをする上で、この三つのラインは、必要になってきます。覚えるようにしましょう!!

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