ENEOSバスケットボールクリニック

スキルアップ!バスケットボールクリニックコーチの身体とテクニックの基礎クリニック

バスケットボールクリニックコーチ陣による、スキルアップのためのクリニックです。
すぐに練習に取り込めるテクニックや、選手に必要な「エネルギー・水分」の補給ポイントなどを紹介します。
テクニックのこと、身体のこと、バスケットボールを行う上で基本的なことをもう一度見返して、基礎力アップを目指しましょう!

大山コーチの「テクニックの基礎クリニック」第5回 シュート

大山コーチからひとこと

大山コーチバスケットボールの中で、最も正確に身に付けなければならないのが、シュートの技術です。試合の中の様々な場面を想定して、実際の試合で使えるシュートを身に付け、その確率を高めるようにしなければなりません。その為には、基本的な考え方をしっかり理解して、実践を想定した練習を繰り返すこと、自分にあったシュートフォームを身に付けることが1番大切です。今回は、そのシュートフォームを身に付ける為に、最低限必要なことを紹介したいと思います。

POINT

  • つま先をリングにむける
  • ボールを投げ出すスピード
  • ループ(アーチ)
  • ボールの回転
  • シュートを打つ時の姿勢(体の軸がぶれないようにする)
  • 視線
  • セット
  • リリース
  • フォロースルー
  • 着地
●シュートの時は

ボールにしっかりミートして、スムーズにボールをシュート体制まで持っていきます。この時、上肢の力で上半身を支えるようにして,体が前傾したり、横にぶれない様に注意します。また、ボールはリングに対しループを描くように、手首のスナップをしっかり使って、指先でボールをコントロールし、ボールをリングへ投げます。最後は、しっかりとしたフォロースルーを心掛け、着地はできるだけ元の位置が好ましく、大きく前方に流れないように注意しましょう。とにかく、シュートは、数多く打つことによって身に付くものです。自分のシュートフォームを早く習慣化して、確率の良いシュートが打てるように練習しましょう!

●種目1ワンハンドシュート(片手で打つシュート)

特に男子の選手に多く用いられています。最近は、女子の選手の中でも、このシュートを使う選手が増えてきています。特に、片手でコントロールするという所でコントロールに優れていることが利点であり、また、高い位置にセット出来ます。

構え方

正面

※画像をクリックすると、動きがご確認になれます。

横から

※画像をクリックすると、動きがご確認になれます。

  • ※ボールを片手で持ち、自然に肘を曲げ額の前に構える。
  • ※左の手は,ボールを支える為に添えるだけ(力を入れすぎないようにする)
構え方アップ

正面

横から

  • ※この時に,ボールハンドリングの時と同じく手の平全体が付かない様に注意する。
  • ※ボールを持った時の親指と人差し指がYの字になるようにする。
ズームアップ

ボールの所

良くない持ち方(手の平がついている)

良くない構え方

正面

アップ

※肘が開き過ぎている。

ミートから

正面

※画像をクリックすると、動きがご確認になれます。

横から

※画像をクリックすると、動きがご確認になれます。

●種目2ツーハンドシュート=ボースハンドシュート(両手で打つシュート)

特に女性選手の間で普及していますが、昔は男子選手でもツーハンドで打っていたことがありました。リングからの距離が遠く、ワンハンドではシュートが届かない場合、両手でボールを額や顎の付近に構えて、そのまま、両手で打つシュートです。ボールを構えた所から、ボールが手から離れるまでの間、腕のバランスや、ボールのコントロールを上手く保たなければいけません。

構えから

正面

※画像をクリックすると、動きがご確認になれます。

横から

※画像をクリックすると、動きがご確認になれます。

※ボールを床に置き、自然に両手でボールをつかみ構える。

※前回行ったチェストパスと同じボールの持ち方をする。

※ワンハンドシュート同様に手の平全体が付かない様に注意する。

※セットする位置は、人それぞれで、自分の最もシュートの打ちやすい場所にセットする。

※ツーハンドの場合は,特に両手でボールをコントロールするので,ボールに加える力の配分を均等にする。

良くない構え方

正面

アップ

※肘が開き過ぎている。

ミートから

正面

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横から

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