バスケットボールクリニックコーチ陣による、スキルアップのためのクリニックです。
すぐに練習に取り込めるテクニックや、選手に必要な「エネルギー・水分」の補給ポイントなどを紹介します。
テクニックのこと、身体のこと、バスケットボールを行う上で基本的なことをもう一度見返して、基礎力アップを目指しましょう!
ここでは、ボールのもらい方【3方向】を勉強して行きたいと思います。
アウトサイドエリアでのミートは、ディフェンスの位置関係に応じて、
とあります。
どんなにシュートやドライブインの技能に優れているとしても、良いリズムやタイミングでボールをレシーブ出来なければ、その能力を発揮することは出来ません。その為には、この【3方向】を上手く使って1on1の技術につなげて欲しいと思います。
自分のディフェスンとの間合いがある時に、あえて自分から間合いを詰めてミートで勢いをつけるもらい方です。
ディフェンスを自分の中心からずらしてもらうもらい方です。
ディフェンスのプレッシャーもあり、中々もらえない状態の時に、スペースのある所で、ディフェンスから遠ざかってもらうもらい方です。
また、これら【3方向】のうち、2方向の動きを組み合わせた時、その2方向の角度が90度に近い場合をLカットと言い、角度がほとんどない場合を、Iカット、鋭角的な場合をVカットと呼びます。いずれも、ボールを持っていないオフェンスプレーヤーのボールを受ける為の、動き方を指しています。この他にも、動き方をアルファベットの文字の形に例えて、呼ぶ場合がありますが、ここでは、ごく一般的に良く使われる3種類を紹介しておきます。
2方向の動きを組み合わせて使う時に、1方向目はゆっくりと動き、2方向目でスピードに変化を付けて動くと、よりもらいやすくディフェンスを騙すきっかけにもなります。ボールの位置とディフェンスの位置は常に確認(良く見る)しながら動くことを心掛けましょう!
一般的に多く使われる3種類のもらい方を紹介しましたが、ここには載っていないもらい方も、沢山考えられます。実際に自分で試してみてください!
上記とは別に、特にディフェンスのプレッシャーが厳しい状態で、ボールが簡単にもらえない時に有効なボールのもらい方も紹介しておきます。
ロック
相手に身体を寄せて、シール(ディフェンスの足を動き難くするように)する感じで、ディフェンスを押さえ込んで自分のポジションを確保します。確保することによって、自分のもらいたい場所でボールをもらうことが出来ます。
以上の種類を組み合わせ、工夫して使えるようになると、より一層1on1がしやすくなると思います。自分の武器にできる様に、自分でアレンジして、色々なボールのもらい方を身に付けてみてください。