ENEOSバスケットボールクリニック

スキルアップ!バスケットボールクリニックコーチの身体とテクニックの基礎クリニック

バスケットボールクリニックコーチ陣による、スキルアップのためのクリニックです。
すぐに練習に取り込めるテクニックや、選手に必要な「エネルギー・水分」の補給ポイントなどを紹介します。
テクニックのこと、身体のこと、バスケットボールを行う上で基本的なことをもう一度見返して、基礎力アップを目指しましょう!

小池コーチの「身体の基礎クリニック」第13回 栄養素の働き〜たんぱく質編〜

さて、今回はたんぱく質のお話をしていきたいと思います。
皆さん、最近アミノ酸という言葉を聞いたことがありませんか?
このアミノ酸がいくつか集まったものがたんぱく質です。
筋肉・骨格・血液・皮膚・髪の毛・つめなどもたんぱく質から作られているのです。
スポーツの現場において、アミノ酸の役割はたくさんありますが、筋力の向上、持久力を高める、疲労回復などといった効果が期待されています。

■筋肉を作る

筋肉を作るたんぱく質を摂取すると、体内で消化吸収されアミノ酸という形で体の各組織に運ばれます。運ばれたアミノ酸は、たんぱく質に再合成され筋肉作りを促進します。

■持久力を高める

持久力を高めるたんぱく質が持久力を高めるの?と思うでしょうが、前にも述べたように、たんぱく質は血液中のヘモグロビンを合成させます。そのヘモグロビンによって体内に取り込んだ酸素を、全身に運ぶことができるのですが、へモグロビンの働きがスムーズなほどバテにくくなると言われています。

■疲労回復

練習やトレーニングを行った後は、筋肉がダメージを受けて傷がついている状態になっています。知っていましたか?筋肉痛を思い出してもらうとよくわかると思いますが、初めて行うトレーニングでは、よく筋肉痛が起こりますが、この原因が筋肉の傷です。しかし、同じトレーニングを続けていると筋肉は傷つかないように自分で修復しようとします。たんぱく質はこの修復に欠かせない栄養素です。さらに強いトレーニングを行えばまた大きく傷つきます。しかし、更に筋肉は再度修復にとりかかります。これを繰り返すことで、皆さんの筋肉はモリモリになっていくのです。

修復を早くする=(イコール)疲労回復

となるわけです。

☆たんぱく質をとる時のポイント

筋肉の修復が行われるのは、主に睡眠中と運動後1時間以内といわれています。このタイミングを逃さずに、部活終了後の夕飯でたんぱく質をとり、夜更かしをせず、しっかり眠ることが大切です。
“第4回「食べるということ」”でもお話した、【運動・栄養・休養】のどれかひとつが欠けても筋肉の強化は難しいということをよく覚えていてください。

たんぱく質をとる時のポイント

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