ENEOSバスケットボールクリニック

スキルアップ!バスケットボールクリニックコーチの身体とテクニックの基礎クリニック

バスケットボールクリニックコーチ陣による、スキルアップのためのクリニックです。
すぐに練習に取り込めるテクニックや、選手に必要な「エネルギー・水分」の補給ポイントなどを紹介します。
テクニックのこと、身体のこと、バスケットボールを行う上で基本的なことをもう一度見返して、基礎力アップを目指しましょう!

大山コーチの「テクニックの基礎クリニック」第6回 ストレッチ

大山コーチからひとこと

大山コーチストレッチとは、ストレスなどで緊張して硬くなった筋肉・また、スポーツの後の筋肉疲労等を「伸ばす(スレッチ)」ことによって、柔軟性、弾力性を回復させるために行います。ただ筋肉を「伸ばす」のではなく、「筋肉の痛みを伴わないように気持ち良く伸ばす」ということが最も大切です。また、ストレッチの長所として、(1)何時何処でもできる。(2)道具が不要。(3)手軽にできる。ということです。「カラダ」だけでなく「ココロ」をもリラックス状態に維持することができるといえます。

POINT

ストレッチを始める前に…

  • リラックスして、ゆっくりと伸ばす
  • からだを温めてから伸ばす
  • 反動をつけずゆっくり伸ばす
  • 息を吐きながら伸ばす
  • 伸ばしている時間を知る
  • 痛みを感じる手前でやめる(決して無理をしないこと)
  • 毎日続けること
  • 競って行わない
  • 身体全体的に行う
  • 動きやすい服装で、きちんとした場所で行う

●種目1

正面(下)

正面(右)

正面(左)

  • ※首の後ろ側が伸びていると感じるまでゆっくりと頭を前方に倒していきます。
  • ※ゆっくりと首を横に倒し、肩がつられて上がらない様に注意します。

●種目2

(1)



※伸ばしている際、肘が下がらない様に注意しましょう。

(2)



※肘を持ち内側へゆっくりと引いてきます。

(3)

正面


※足を肩幅くらいに開いて、背中を丸めながら両腕を、真っ直ぐ前方へ伸ばします。

(4)


※後ろで腕を組み、背筋を伸ばして、胸を反らしながら腕をゆっくりと上へ引き上げて伸ばします。

(5)

正面

※画像をクリックすると、動きがご確認になれます。

※可動域が小さくならない様に、大きく腕を回します。

●種目3

体側 正面



※背中が前後に曲がらない様に注意しましょう。

腰回し

正面

※画像をクリックすると、動きがご確認になれます。

※両足をしっかり床につけ動かない様に注意します。勢いをつけずにゆっくりと静かに腰を回転させます。

●種目4下半身

(1)股

正面

  • ※つま先は外側に向けて、腰をしっかり落とし、腕の肘で膝の内側から押します。
  • ※股関節や内腿は痛めやすい部位なので、無理に開き過ぎないように気を付けましょう。
(2)肩入れ 正面



※体をひねることによって、股だけでなく肩と腰のストレッチにもなります。

(3)もも 横から



  • ※腰は反らさず、上体も前傾させないように注意します。
  • ※体のバランスが崩れやすいので、倒れない様に注意しましょう。
(4)前屈

横から

足クロス 横から

正面

※上体を前屈させていく時に、必ずしも床につく必要はありません。床に手がつかなくても、太ももの裏が伸びているのを感じられればこのストレッチの効果はあります。

●種目5

(1)膝回し

正面

※画像をクリックすると、動きがご確認になれます。

※膝と上体を軽く曲げ、足の位置をずらさない様に、両膝を揃えて水平に回します。

(2)屈伸

正面

※画像をクリックすると、動きがご確認になれます。

※画像をクリックすると、動きがご確認になれます。

※膝の曲げ伸ばしをゆっくり行います。この時、踵が浮かないように注意しましょう。

●種目6手首・足首

(1)手首足首

正面

※画像をクリックすると、動きがご確認になれます。

※手首と足首の間接も、ゆっくり回しながらほぐしましょう。

(2)アキレス腱 横から



※足を前後に開き、前足は軽く曲げ、後ろ足は曲がらない様に注意します。

※アキレス腱とふくらはぎのストレッチです。後ろ足のかかとが浮かない様に注意しましょう。

ストレッチを練習前と練習後に行うことにより、ケガの予防や疲労回復などに有効的です。今は体が硬いと感じても、毎日ストレッチを行うことで必ず柔軟性が出てきますので、意識的に行うように心掛けて行きましょう。

TOP