バスケットボールクリニックコーチ陣による、スキルアップのためのクリニックです。
すぐに練習に取り込めるテクニックや、選手に必要な「エネルギー・水分」の補給ポイントなどを紹介します。
テクニックのこと、身体のこと、バスケットボールを行う上で基本的なことをもう一度見返して、基礎力アップを目指しましょう!
今回は特にパスのスキルを上げるためのドリルです。パスがうまくコントロールできるようになれば個人は元よりチームメートの良いプレイを引き出すことにも繋がります。
強く正確なパスができるようにすれば、「ナイスプレイ!」がたくさん出るようになるでしょう。
ポイントを良く理解して取り組んでください。
※パスの回数、または、時間を決めて行いましょう。
3人組になり、ボール1個を準備します。
1人対2人で対面になり、チェストパスを繰り返し行います。
パスは、足を踏み出しながら、強く速く、正確に送ることを心がけましょう。
重心が上下しないように、膝を曲げたままの姿勢をキープします。
パスを受ける姿勢も身につけましょう。膝を曲げて、手の平をパッサーに向けキャッチの準備をします(ターゲットハンドを作る)。パスした後はフォロースルーをレシーバーに向けて真っすぐに出しましょう。(パスをしたらすぐに受ける準備をします)
1人が連続でパスをすることになりますが、回数が増えて時間が経ってきても正確に強く速いパスが出し続けられるように頑張りましょう。
(1)の方法で、ボールを2個使用します。
ただし、ボールはパスを受けた人に返します。そのときに注意することは、目の動かし方です。ボールをキャッチ(手に入る)するまでは、絶対にボールから目を離さないようにします。首を振らずに、目だけを動かして見るようにしてください。
3人組でボール1個を準備します。
2人がオフェンスとなり、5〜6メートルの距離を取ります。2人の間にディフェンスが1人入ります。ディフェンスは、手、足を動かしてパスを阻止します。オフェンスは、ドリブルをしないで、ピヴォットを踏みながら(足を動かす)パスを出します。
パスミスの原因の多くは、両足を動かさずに上体だけでパスしたり、ディフェンスの手が上がっている所にパスを通そうとしたときに起こります。状況を良く見て判断します。
足を動かすと同時に、パスフェイクも有効に使いましょう。
(アウトレットパス:ディフェンスリバウンドのあと最初に出すパスのこと。)
ボールをボードの高い部分に当てて、リバウンドに跳びます。ボールをキャッチした後で状況によってバックボードと平行、又は4分の1ターン(90度)をして着地します。
平行
半身
平行ディフェンスあり
着地の時は、広めのスタンスをとり、しっかりと膝を曲げます。ボールは顎の下でプロテクトします。
着地と同時に首を回して、周りの状況やディフェンスの状態を良く見るようにします。サイドライン近くのアウトレットレシーバーにパスを出す時は、ボールを隠しながら必ず足を一歩ステップアウトします。