バスケットボールクリニックコーチ陣による、スキルアップのためのクリニックです。
すぐに練習に取り込めるテクニックや、選手に必要な「エネルギー・水分」の補給ポイントなどを紹介します。
テクニックのこと、身体のこと、バスケットボールを行う上で基本的なことをもう一度見返して、基礎力アップを目指しましょう!
ピボットの重要性
バスケットにおいてピボットの重要性が、特にミニ・中学生の選手たちに、クリニックを通して改めて痛感しました。それはなぜかというと、もちろん、足の使い方が上手な選手もいますが、足が上手く使えない選手、動かせない選手、ピボットを踏めない選手の多いことに気がつきました。そこで今回は、本当に基本ではありますが、そのピボットについて紹介していこうと思います。
ボールを持っているプレーヤーが、片足を軸足(ピボットフット)としてフロアに固定し、もう一方の足(フリーフット)を動かすことです。
※ピボットはバスケットボールの攻撃の基礎技術として不可欠です。
足を上手く使えるように、日頃の練習の中で少しの時間でもいいので練習してみてください。足を上手く使うことで怪我の予防にもなりますし、プレーもスムーズにできるようになるかもしれませんよ〜!! 頑張って身に付けましょう!!
基本的には、右図のように基本姿勢(トリプル・スレット・ポジション)を基本としてフリーフットを動かすことになります。
それでは、これから少しずつピボットの練習に入っていきましょう!
○フロントターン
ボールを持った状態で90度回転
○バックターン
ボールを持った状態で90度回転
×悪い例
フロントターン
×悪い例
バックターン
○フロントターン
ボールを持った状態で180度回転
○バックターン
ボールを持った状態で180度回転
90度、180度のフロントターン、バックターンがそれぞれできるようになったら、今度は応用編で、2種類を組み合わせたものを行ないます。
どちらも左右それぞれ軸足を変えて両方同じように行なえるようにします。ピボットをしているときには、つねにバランスを保つことを心掛けましょう!
一定のスピードで回転できるようにします。
○良い例(軸足)
×悪い例(軸足)
×悪い例(かかと周り)
最初の段階としてはディフェンスを付けないで、足を踏みかえる、ピボットを踏めるようになることが第一です。その中で、できるようになってきたらディフェンスをイメージして行ないます。このときは、ボールを保持することも意識しましょう。更にレベルを上げて行なうのであれば、ディフェンスを付けてピボットフットを練習するのが良いと思います。
ピボットも、できるようになるまでは繰り返し練習することがとても大切です。頑張って練習しましょう!!