ENEOSバスケットボールクリニック

スキルアップ!バスケットボールクリニックコーチの身体とテクニックの基礎クリニック

バスケットボールクリニックコーチ陣による、スキルアップのためのクリニックです。
すぐに練習に取り込めるテクニックや、選手に必要な「エネルギー・水分」の補給ポイントなどを紹介します。
テクニックのこと、身体のこと、バスケットボールを行う上で基本的なことをもう一度見返して、基礎力アップを目指しましょう!

大山コーチの「テクニックの基礎クリニック」第7回 ゴール下シュートドリル

大山コーチからひとこと

大山コーチ ゴール下シュートドリルの紹介
バスケットボールは、「習慣のスポーツ」と言われるくらい日頃から習慣づけることが大切なスポーツです。
このコーナーでは、そんな基本を中心としたものを初回から紹介して来ました。
今回は、シュートの中でも一番確率よく決めなければならないゴール下のシュートドリル(マイカンドリル)について紹介していきたいと思います。
体育館に入ったらウォーミングアップをしてボールハンドリングやドリブルハンドリング等で身体をならし、それにプラスしてゴール下のシュート練習を加えることで自分のスキルアップにつながっていきますので、ぜひ取り入れてみてください。個人でできるドリルなので、ボールに慣れるためにも時間があればいろいろなシュートの打ち方を身につけて欲しいと思います。
今回は、6種類の打ち方を紹介します!!
習慣化させることで、状況に応じてどんなシュートでもできるようになるまで練習してください。

◎ゴール下シュート

●両手=ツーハンド

  • ※両手で打つごく一般的な打ち方です
  • ※第1段階として、まずはこの打ち方ができるようになりましょう
  • ※無駄なステップを踏まないでリズムよくスムーズに左右に移動します
  • ※連続でできるようにシュートの打ち方を意識して行うとよりレベルアップできます
●片手=ワンハンド

  • ※第2段階として両手が慣れてきたら片手でできるように挑戦しましょう
  • ※ステップは両手のときと同様で無駄なステップを踏まずにリズムよくスムーズに左右に移動し、なおかつ片手で(右側で打つときは右手で、左側で打つときは左手で打つ)行います
  • ※内側にディフェンスがいることを想定して行うとより効果的です
  • ※シュートの打ち方は両手同様リングに当たらないように正確なシュートを心掛けます

◎レイバックシュート

バックシュートの1つ。レイアップシュートからリングを通過しエンドラインに近い方の手で打つシュート

  • ※今回はリング下で連続に行うドリルなので、バックボードにあてるボールの位置と体の向き、スムーズなステップに気をつけて行いましょう!
  • ※シュートの際は、手首のスナップと指先の操作でボールに回転をかけてコントロールします
  • ※慣れてきたら連続でできるようにすることとバックボードを使わないでリングに直接シュートすることに挑戦してみましょう!よりスキルアップにつながります

◎リーチバックシュート

バックシュートの1つ。ほぼゴール下から上方向にジャンプして、体を回すことなく腕を伸ばして、手首と指のスナップで打つシュート。エンドラインから遠い方の手で打つシュート

  • ※レイバックシュート同様、リング下で行うシュートドリルなので、バックボードにあてるボールの位置と体の向き、スムーズなステップに気をつけて行いましょう!
  • ※シュートの際は、手首のスナップと指先の操作でボールに回転をかけてコントロールします
  • ※慣れてきたら連続でできるようにすることとバックボードを使わないでリングに直接シュートすることに挑戦してみましょう!よりスキルアップにつながります

◎フックシュート

フックシュートは片手で弧(フック)を描くようして打つシュートで、ゴール下やゴール近辺において有効に使えるシュートです。ディフェンスに接近されていても体(両肩)の幅とヘルプハンドを使ってディフェンスをブロックした状態でシュートに行くことができます。

●バックボードあり

  • ※第1段階としてバックボードを狙うフックシュートを身につけましょう!
  • ※体の真横から弧(フック)を描くようにボールを送り出しシュートを狙います
  • ※手首のスナップと指先の操作でボールに回転をかけ、ボールをコントロールします
  • ※スムーズなステップ移動と体のバランスに気をつけましょう!
●バックボードなし、ワンステップ

  • ※第2段階としてさらに高度なフックシュートを身につけるには、バックボードを使わずに直接リングを狙います
  • ※シュートの打ち方は第1段階のときと同様です
  • ※ワンステップで行うことで体のバランスがもっとも重要になります(身体をひねらずに)
  • ※手首のスナップや指先の操作でボールコントロールすることは第1段階と同様です

今回は6種類のゴール下シュートドリル(マイカンドリル)を紹介しました。
方法はこれ以外にもたくさん考えられます。慣れてきたら実践的にディフェンスをつけて練習するとよりレベルアップにつながると思います。
自分のスキルアップに向けていろいろと工夫をして練習してみてください!!

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