ENEOSバスケットボールクリニック

クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

練習で、1対1をしてる時に、毎回ファールしてしまいます。きつく当たりすぎてしまったり、相手の体をたたいてしまったり。私はそれで、先生にファールしすぎと言われました。

ボールをとってやりたい!という一心でディフェンスをしていたらファールをしてしまいます。どうすればファールせずに、なおかつ、相手に抜かせないディフェンスをするにはどうすればいいんでしょうか?どういうディフェンスのつき方、間合いをとればいいのでしょうか?

あと、フェイクに騙されてすぐ抜かれてしまうというパターンも多いです。

フェイクに対応できるようにするにはどうすればいいですか。またできれば騙されないようにするにはどういうところに注意すればいいんですか?

ハヤユさん(プレイヤー/中学2年生/女性)

ファールをとられるというのであれば、オフェンスと身体が当たっているのでしょうね。

自分は当たってないと思っても判断は審判がするものです、審判がファールと見えればそれがルールなので、ファールのならないディフェンスをしたいですよね!!

ハヤユさんのボールをとってやる!という気持ちはいいと思いますが、どんなタイミングでとってやる!と思うのでしょうか?

チャンスであれば、ボールを取る(スティール)することも必要です。ただ、いつ取りにいっているのか?は非常に重要ですね。

そこで…

■ハヤユさんとマークマンの関係を考えてみると。

  1. マークマンがボールを持っている状態
  2. 持っていない状態
があります。

持ている状態なら、下にある間合いの取り方(★)を参考にしてください ボールを持っていない状態であれば、ボールを持たれないように最大限の努力をしてください。ボールを持たれなければ抜かれることはありません。

■ハヤユさんがボールをとれるチャンスはいつかを考えてみると。

  1. ボールマンがボール保持の状態
  2. 誰もボールを保持していないときまたは空中にボールがあるとき
があると思います。

1の場合、ボールマンに対してはボールを取りにいくのではなく、プレッシャーをかけ、良い状態でパスを出させない。事がポイントです。

オフェンスの手の中にボールがあるときは、やみくもに手を出しても、オフェンスもボールを取られたくないから隠すのでうまくいきませんよね。

実はこんな時は、あまりチャンスと言えないのかもしれません。

マークマンがボールを持っていても、ドリブルをついていればチャンスは出てきますね。手からボールが離れる「空中」の時間が存在するのですから。

1の時はこんな場面がチャンスかもしれません。

2のような場面は、いつでも取れるチャンスを狙うことがポイントです。これはボールがある、無しには関係ありません。

パスが飛んでくるとき、(上でも書きましたが、)ドリブルをついているときに手からボールが離れている時間はチャンスかもしれませんね。

また、オフェンスが攻めているときに手を出すのはあまりお勧めしません。

前にも書いたようにボールを隠して保持していることが多いためです。逆に、ハヤユさんのボールを持つ前のプレッシャーにより、ドリブルミスや、キャッチミスなどでボールコントロールが不十分でゴールに背を向けているような(オフェンスがハヤユさんから逃げて)場面があります。こんな時はチャンスですので距離をつめてプレッシャーを与えるといいと思います。

★間合いの取り方

きっと先生から教わっていると思います。ボールマンに対してのディフェンスのキーワードは「ワンアーム」。これが少しでも崩れたら「抜かれる」「シュートを打たれる」もしくは「ファール」、こんな事態になります。ファールするのは、ワンアームの距離が近くなって、身体がぶつかっているのです。相手に抜かれる場合も同様です。でも、距離を取りすぎればシュートを打たれます。

☆フェイク

対応するにはどうすればいいでしょうね!?

何かいいアイディアありそうですか?

だまされないような選手になりたい!そんなハヤユさんが今できることそれは「いろいろなお友達と毎日繰り返し繰り返し一対一の勝負をする」ことでしょうか。

自分がオフェンスになってみたら、ディフェンスをだますのにフェイクを使ってみましょう。逆も必ず行ってくださいね。

練習するうちに、コツをつかめると思います!うまくいかないときは、なんでうまくいかないか?考えてみましょう!

少しでも参考になるといいけれど。頑張ってください!

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