ENEOSバスケットボールクリニック

聞いて! 答えて みんなの声

バスケットボールに関することを様々な人にインタビューしてお伝えする企画です

大山コーチに聞きました!シュートが届かないときはどうしたらいいの?

「シュートが届かないけど、どうすればいいのかわからない…。」と困っている子どもたちがいます。
そこで今回は、シュートが届かないときはどうすればいいのかを大山コーチに聞いてみました!

日本代表として2度のオリンピックに出場し、アテネオリンピックではキャプテンだった大山コーチは、3ポイント成功率が40%を超える素晴らしいシューターです。
シュートが上手な大山コーチが、シュートを打つときのポイントを聞いていきましょう!

シュートが届かなくて悩んでいる子は、ぜひ参考にしてみてください。この記事を読めば、ロングシュートも届くようになりますよ!

1.体の向き

シュートを打つときの体の向きってどうすればいいですか?

一般的に、シュートを打つときはリングに対して体を真正面にするように教えられます。これは、ワンハンドでシュートを打つ子もツーハンドでシュートを打つ子も同じです。

ただ、体の骨格上教えてもらったフォームが合わない子もいます。打ちにくいフォームのままシュートを打っても、シュートが遠くに飛ばないので距離があるとシュートが届かないことも…。

まずは、自分の打ちやすい体の向きを見つけましょう!
自分に合う体の向きがよくわからない子は、体をなるべくリングに対して正面に向けてシュートするところからはじめてみてください。

しっくりくる体の向きが見つかるまで、体の向きを少しずつ変えてシュートを打ってみるとよいですよ。自分の打ちやすいフォームが見つかれば、シュートは届くようになります。

2.ボールの持ち方と体の使い方

シュートを届かせるためには、ボールの持ち方や体の使い方はどうすればいいですか?

左右、前後にシュートの軌道がずれることが多い子は、ボールが安定して飛んでいません。
ボールが安定して飛ばないと、シュートが短かったり、ずれたりと届かない可能性が高くなります。

まずは、ボールを安定して飛ばせるようにボールの持ち方を意識してみましょう。
ポイントは、3つあります。

  • 指を広げてボールを掴むように持つ
  • 指の付け根の部分はボールにくっつけて持つ
  • 手のひらの部分はボールにくっつけずに空間を作る

この3つを意識すればボールの飛ぶ軌道が安定するので、真っ直ぐボールが飛ぶようになり、シュートも届きやすくなりますよ!

また、シュートを打つとき、手首や肘、指などはリングに向けて真っ直ぐにしましょう。
手首や肘、指などがリングを向いていないと、せっかく力を使ってシュートを打っても、力がうまく伝わらず、シュートが届きません。

シュートを届かせたいのであれば、ボールの持ち方と体の使い方にも注意してください。

3.キャッチとジャンプ

シュートが届かない原因にキャッチやジャンプって関係していますか?

もちろん、キャッチもジャンプもシュートの飛距離に大きく関係しています。

ボールをキャッチしたときにバランスを崩すと、シュートを打つときに力がうまく伝わらないことがあり、シュートが届かないことも…。
まずは、しっかりとボールをキャッチしましょう!

そして、ジャンプは真っ直ぐ上に飛ぶのが理想です。
前に飛んだり、後ろに飛んだりすると、力がうまく伝わりません。
真っ直ぐ上に飛べば、しっかりと足の力がボールまで伝わるので、シュートも届くようになります!

まとめ:3つのポイントを意識すれば、ロングシュートも届くようになる!

シュートが届かないときこそ意識した方がよいポイントは、3つです。

  1. 体の向き
  2. ボールの持ち方と体の使い方
  3. キャッチとジャンプ

シュートが届かないと悩んでいる子は、ぜひ意識してみてください。
大山コーチが教えてくれたポイントを意識してたくさん練習すれば、ロングシュートも届くようになりますよ!

(取材・構成:渡邉祐人)

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