ENEOSバスケットボールクリニック

聞いて! 答えて みんなの声

バスケットボールに関することを様々な人にインタビューしてお伝えする企画です

前回は“クリニック”に込められた意味について、大山コーチにお聞きしました。
今回は、引き続き大山コーチに、大山コーチがクリニックにたいしてどんなおもいを持って取り組んでいるかお聞きします。

2005年からバスケットボールボールクリニックの専任コーチをやらせてもらい、今年で15年目になります。
私はどちらかというと引っ込み思案で人前で話すことが苦手な幼少期を過ごしてきましたが、バスケットボールと出会い、プレイヤーとしての成長と人間性を磨くことができました。
クリニックを通してひとりでも多くの人にバスケットボールの楽しさを伝え普及していくことで、これまでの自分の経験を皆さんに還元できたらと思い、このクリニックを続けています。

参加する生徒達にどのようなアドバイスが響くのか悩み、言葉よりも自ら手本を見せるほうがはやいと思うこともありましたが、言葉で説明できないときちんと伝わらないこともあるので、様々な表現ができるように勉強し、準備をしています。

でも、どんなに細かく指導をしても実際にコートの上でバスケットボールをやるのは選手自身で、シュートを決めるためにはどうしたらいいのか、相手を抑えるためにどう守ったらいいのか常に考え判断していかなくてはいけません。

このクリニックには私以外のコーチもいて、教え方はそれぞれ違いますがどれも正解です。
ドリブル・パスそれぞれの感覚があるように、伝え方も無数にあります。私の指導がすべてではないですが、誰かにひとつでも届きそれが考えるきっかけや判断材料になればいいと思っています。

大山コーチは、これまでクリニックを通して、たくさんの生徒たちそれぞれに得意なこと苦手なことがあり、生徒の数だけ個性があることを感じてきたんですね。

次回はシュートについて取り上げます。お楽しみに

(取材・文:浜田あおい)

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