クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

おかげさまで、娘がツーハンドシュート（セットシュート）をいれることができるようになりました。ところが、上級生の子が多いため、ゲームでは、なかなかパスがもらえず、戸惑っている様子です（と言ってもあまり声かけはしていません）。ゴール前でパスをもらうよう努力はしているのですが、あまりパスをまわしてもらえない様子です。子供なので、パスワークを理解せず、いわゆる仲良し同士でパスをする傾向はあると思うのですが、少しでもシュートをできるようにするには、パスを少しでも多くもらうようがんばる（きちんと声かけもする）、ルーズボールをできるだけとる、カットをがんばる、では、どのようなアドバイスが適切でしょうか。

たてわきさん（指導者／ミニバス／女性）

親御さんとしてお嬢さんのプレーに関するご質問でよろしいですね？

ご質問の中に「子供なので、パスワークを理解せず、いわゆる仲良し同士でパスをする傾向はあると思う」とありますがそれは親御さんとしてのお嬢さんに対しての身びいき的な感覚がありそうですね。

確かにお嬢さんがシュートを入れる所を見たいと思うのは親心だと思いますし、よく理解できます。

ご質問の内容からまだ下級生だと思いますが、解決策はシュートの確率を上げることと考えます。ツーハンドでシュートが入れられるようになったとのことですが、おそらくそれは練習中でのことで、まだ試合ではその力が発揮できていないのではないでしょうか。

練習中でチームメートの信頼を得られるくらい確率が高くなり、さらに試合でも同じような確率を持てるようになって初めて信頼されパスも回してもらえるようになるはずです。チームの中でどんな風にすれば試合に出してもらえるか、ボールを貰えるようになるかを考えるのはお嬢さん自身です。アドバイスをするとすれば、「どうした良いか考える」ということです。それが必ず将来役立つことになってくるはずです。