ENEOSバスケットボールクリニック

クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

僕は今、正直いってとても弱い中学でバスケをしています。

つい最近1年生大会という大会があり、相手はこの地区ではトップクラスの強豪と万年弱いチームでした。

僕たちはこの大会に向けて、練習をがんばりました。そして皆で「この調子で明日がんばろう。」と心を合わせ大会を迎えました。

結果は、強豪とは、136対14 万年弱いチームとは、164対6という結果で皆とてもショックを受けました。このまま3年生になって中体連を迎えることになると大変なことになります。僕たちは、もっと強くなりたいんです。

強豪と弱小チームは何が違うんでしょうか!?僕たちは体格に恵まれていませんが、努力はしてきたつもりです。ミニバス経験者がいないんですが、それが原因ですか!?

強くなるためにはどうすればいいのでしょうか。

隼人さん(プレイヤー/中学1年生/男性)

トップクラスの強豪と言われるチームには122点差、万年弱いチームに158点差で負けた、ということですか?

では隼人さんのチームは万年弱いチームより弱い訳ですね?それはショックを受けますね。

でもちょっと待ってください。強豪とか万年弱いチームというのは誰が決めたのですか?だって1年生大会で今まで試合もやっていないんですよ。そういう評価を自分たちが勝手に決めていることが自体が大問題です。

つまり、強豪チームだから皆で挑戦しようと頑張って、万年弱いチームには勝てるかもしれない、なんて考えませんでしたか?そうだとしたらそれは油断です。自分たちで勝手に相手を評価して、強い、弱いと決めてしまう。スポーツの良さはどんなときでも相手に「勝つ」という目標を立てて、その目標に向かってチームの全員が一つになって結果を追い求めるだけではなく、日頃の練習の成果を一生懸命に出そうと努力をすることにあります。その結果が勝敗となります。

そして、勝った方はさらに目標を高くしてまた練習。負けた方は次は勝つ、という目標を立ててまた練習に励む。その繰り返しで強くなっていくわけです。

チームを構成する一人ひとりの選手が練習で努力して上達していく。それがチームが強くなる最大のポイントです。自分たちは弱い、とか、相手が強いとか、余計なことを考えず、常に自分たちのやるべきことができたのかどうかを考え、常に前を向いて目標を高く持って頑張ることです。弱いのは実は自分たちの心かもしれませんよ。

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