ENEOSバスケットボールクリニック

クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

自分の所の練習メニューについて少し疑問を抱いてることがあります。

それは3対3を1ドリしばりでやっているのですが、基本自分自身の考えはノーボールマン同士のスクリーンの掛けあいであきを作る練習だとおもうんですが、3対3なのにピック&ロールしようとしたり、1対1をしたりするんですがそれはどうなんでしょうか?

焦点がぼやけるとおもうのですが?ちなみにコートは4分の1です

ジョンさん(プレイヤー/大学生以上 男性)

二つ目の質問と観点は同じだと思いますので、これは少し整理しましょう。

まず3:3の練習が全体のオフェンスの展開の中のどの位置づけなのか、ということを考えましょう。

例えば、ピック&ロールのための3:3であればワンドリしばりというのは矛盾します。オフェンス時、ドリブルについてどう考えるかでオフェンスの考え方が決まってきます。

ドリブルを多くするオフェンス(1:1主導型)なのか、ドリブルをしないオフェンス(パッシングゲームやモーションオフェンス)なのかです。

ドリブルに対する考え方はコーチのフィロソフィーにもよりますが、いずれにしても「ワンドリ」ということに何かメリットがあるのかどうかです。

ドリブルをするならレイアップするためのドリブル。ドリブルを少なくする、あるいはしない、ということからピック&ロールはしない。パッシング主体でピック&ロールあり、ということも考えられます。その考え方をチームのコンセプトとすればよいのです。

元来ドリブルは「百害あって一利なし」と言われてきました。なぜならドリブルが多くなることで、ディフェンスもオフェンスも止まってしまうケースが多いからです。ボールをパスで早く動かすことでディフェンスを多く動かし、オフェンスできるスペースを空ける。これがオフェンスの基本形だと思います。

ジョンさんが言われるとおり、ボールを持っていない選手同士でスクリーンを掛けあい、チャンスを作るような考え方の方がオフェンスの練習としては適切だと考えます。

一度チームメート、コーチを話をして整理してみてはいかがでしょうか。

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