ENEOSバスケットボールクリニック

クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

小5の男子の母です。ミニバス歴1年、身長133cmなかなか大きくならず、上手くならずですが、今は基礎を作るときと焦る親心を抑えています。

練習があった日は、寝る前に自己流のマッサージをしてあげていますが、身長の伸びや筋力に影響はないのでしょうか?

寝付きが良くなり、本人からの催促もあるのでやっていますが、正しい方法があれば教えて下さい。

みそぴさん(プレイヤー/ミニバス 5〜6年生 男性)

お母さん。子供は何時の日か自立していきます。それは親としては少し寂しいように感じますね。

しかし、いずれは自分で何かを判断し、決定し、自分の力で世の中を歩いていかなければならない時がやってきます。そんなとき最も大切なことは、正しい判断力を身につけさせることだと思っています。

もし練習で疲れたとき、それを解消するのに何をするべきかを考えることも自立するための大切な要素だと考えますし、スポーツ選手として当たり前のことだと思います。

お母さんがマッサージをやることそのものは身長を止めてしまったり、筋力に悪影響があることは絶対にありません。むしろ「スキンシップ」という意味ではとてもいいことだと思います。

しかし、疲れる→マッサージを受ける→良く寝られる。ということを繰り返していることで、「疲れたらお母さんのマッサージ」、というように簡単に考えてしまったとしたら、それで良いのでしょうか?

心の成長に悪影響が出るかもしれません。これから、中学校、高校、大学、社会人と成長していくとき、いつでも「疲れたらお母さんのマッサージ」というようになったら。

例えば、「疲れたらゆっくりお風呂に入ってリラックスしてから早く寝るようにしよう」というように考えて実践していったとします。それが疲れを取るために良い方法だと判断したらそれは立派な一人立ちの一歩ではありませんか? 練習では親心を抑えているのに、何故そこで親心が出てしまうのでしょうか。

正しい方法は「いつまでもマッサージしてもらっていないで、自分で早く寝ることを考えなさい!」ということでしょうね。

よい子である必要はないと思っています。よい大人になるために今があるはずです。

身長も今は133cmしかありませんが、これから一気に成長していくかもしれません。もし仮に大きくならなければ、小さいなりになにをすればよいかを自分で考えられるようにしたいですね。

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