クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

リバウンドを取れるこつってありますか？

ゆうさん（プレイヤー／中学1年生／女性）

リバウンドをディフェンスとオフェンス両面から考えてみましょう。

まず、ディフェンスリバウンドですが、ディフェンスの場合にはゴールに対して中側にいるケースがほとんどですが、ポジション的に有利だからといって、何もしないでリバウンドに入ろうとすれば、オフェンスもリバウンドを取ろうとして中に入ってきますので、ポジションの優位性はなくなってしまいます。

したがって、相手のシュートに対してオフェンスを中に入れないように「スクリーンアウト」または「ボックスアウト」という作業が必要になります。つまりオフェンスを外側に押し出しておくことです。ディフェンスのスクリーンアウトは、大山コーチのクリニックのコーナーで説明をしていますので参考にしてください。

オフェンスリバウンドを考えてみます。上述のようにポジション的にはほぼ外側にいますから不利な状態になっています。しかも、ディフェンスがスクリーンアウトをすることを前提に考えれば、リバウンドを取れる確率は非常に低くなってしまいます。しかし、可能性が無いからといって取りに行かなければシュートが落ちたらほとんど取られてしまいます。

したがって、オフェンスではディフェンスと少なくとも対等になるように努力をして、「取れない」と判断した時、できるだけ素早くディフェンスをするために相手ゴールを守るために帰ることが必要になります。相手にスクリーンアウトされた場合、背中で押さえられてしまいっています。その場合、

1. 相手の背中を中心にロールしながら横に並ぶように動く
2. 左右にフェイクを掛けてディフェンスが動いた逆の方向へ動く
3. 上がっている相手の腕を自分の腕で体ごと下に下げる。

等々、最低でも相手と横に並べるように頑張ります。

ただし、シュートしたボールがリバウンドチャンスになるまで僅か2〜3秒間です。その短い間に入れるか入れないかを判断して、ダメだと判断した場合は一目散にゴール目掛けてバックしてください。どちらの場合でもリバウンドを取る場合、相手より早めにジャンプすると比較的取れる可能性が高くなります。早くジャンプすると空中で大きくポジションを取ってしまうことになりますので、後からジャンプしにくくなるのでです。トライしてみてください。