ENEOSバスケットボールクリニック

クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

お世話になってます!コバヤンです。

僕のチームは、流れがいいときは市内ベスト4ぐらいの実力なんですが、悪い時は初戦敗退するぐらい弱くなってしまいます。スロースターターなのではなく、5分ほどで30点ぐらい返された時もあります。3/4コートのゾーンプレスで1-1-2-1をやっているんですが、悪い時はそれが失敗してる時の気がします。どう思われるか、意見を聞きたいです。宜しくお願いします。

コバヤンさん(プレイヤー/中学2年生 男性)

コバヤンさん、こんにちは! お初にお目見えします、萩原です!

ご質問の回答ですが、まず一つすごくびっくりしたのは、ものすごく客観的に自分のチームを分析できていること。

中学2年生ということですが、大人でもなかなかここまでチームの状況を把握してポイントを絞れるプレーヤーはいませんよ。その感覚はぜひ今後も大事になさってくださいね。

さて本題ですが、お悩みのことについて2つの点から説明ができると思います。

(1)練習量の多寡(たか)

中学生の場合、部活動の時間の確保が難しいことから、なかなか練習量の確保が思うようにいかない、と推察します。バスケットボールという競技特性上、中学生が毎回安定したゲーム運びをするというのは、なかなかハードルが高いことなんです。もっと言うと、代表チームだってJBLだってWJBLだってNBAのチームだって、思うように安定した試合運びが毎回できるとは限りません。それをある程度計算できるくらいにするには、当たり前のことのように思われるかもしれませんけど、まずは練習量を確保する必要があります。

(2)ゾーンプレスのリスク
とはいえ、5分間で30点は穏やかじゃありませんね。コバヤンさんもお考えの通り、ゾーンプレスのリスクが大きく影響していると考えられます。

(1)で述べたように、バスケットってもともと安定した試合がしにくい競技です。どんなレベルでも特にオフェンスは「水もの」と考えられています。じゃ、強いと言われるチームが、そういうときにどうやってゲームを安定させようとするかというと「マンツーマンのDEFで、一人一人が一人一人に責任を持ってしっかり守ること・やらせないこと」なんです。

ゾーンプレスというのは言ってみればちょっとした「株式投資」みたいな性格を持ちます。ハイリスク・ハイリターンです。だから、こつこつお金を貯めてきた人(マンツーマンDEFのこと)がリスクも十分知った上で、機を見て「よし今だ!」と、ハイリターンの株式投資をしてみる(ゾーンプレス)というのが本来の使い方です。あるいは、よしいっちょ一発逆転を狙ってやってみるか! とかね。もちろん、これはあまりおすすめできた投資ではありませんが。大事なのは、ちょっと投資してみてうまくいかなかったら、そのときは一度すぱっとやめることなんです(これも実は投資とまったく一緒でやめるタイミングが難しいのですが…)。ずるずる続けると、気づいたときは大変な負債(負けている点差)を抱えることになってしまいます。

ゾーンプレスはゾーンプレスとして一つ大きな武器ですからキープしつつ、でもこつこつ貯める500円玉貯金のような、一見つまらないけど続ければ必ず大きな貯金として自分の役に立ってくれる、基本のマンツーマンも押さえておくことがベストなのではないでしょうか。これが萩原の意見でございます。

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