ENEOSバスケットボールクリニック

クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

45度にボールがあるときローポストにはいないほうがいいのですか??

フォワードがドライブしたときに邪魔になるんですけど…

あひるさん(プレイヤー/中学3年生 男性)

なかなかに「答えたい」質問であります。(いい質問、って意味ですよ!)

チームの約束ごとにもよりますが、45°とローポスト、リングにより近いのはどちらでしょう?? ローポストですよね。ということは、45°でボールを持っている状況と、ローポストでしっかりシールして相手ディフェンスを押さえこんだ状況で、どちらの優先順位が高い(つまり得点の確率が高い)か? もちろん「ゴールに近いほう」のローポストになります。なぜならゴールに近いほうで攻めたほうが、得点はとりやすいですよね? ということは、あひるくんは、ちゃんと自分についているディフェンスを背中に押さえこんで、いいポジションをとってシールしている場合は「はい!(ボールちょうだい!!)」ってアピールをして、ボールを呼び込むのが1番の仕事になります。

そういう場合、45°のボールを持った選手はドライブをするという選択は、あまり良い選択とはいえません。いい状態になっている味方を無視して、なおかつスペースの狭いところ(あひるくんがポストアップしているところ)にドライブしてきてしまうわけですから。ただし、その45°でボールを受けた選手がドライブが得意な選手だった場合は、逆サイドに切れる・ハイポストに上がるなどして、そこのスペースをクリアしてやることも選択肢の一つです。毎回毎回ポストアップしなくてもいいですし、それでは攻め方がワンパターンになってしまいますからね。さっきは私がポストアップした、じゃあ次は45°ドライブで行ってみようか。こんな感じで考えてみてはいかがでしょうか?

とはいえ、そういうチームの攻め方なんかを考えるのは、コーチの仕事の部分が大きいです。まずはコーチの考え方を知ること。あとは、その45°の味方に聞いてみてもいいかもしれません。「こういうポジションをとっているときは、ボールが欲しいんだよね」とか「今は切れたほうがよかった?」とか。なんでもないことのように見えますが、こういうことも実は大事なチームプレーの一つです。自分はどうしたかったか、味方はどうしたかったのか、話をしながらお互いがプレーしやすい環境を作って行ってみてくださいね!

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