私は膝の靭帯損傷でバスケを1度やめましたが、やはり好きなので自分のできる程度でもう1度一からやり直したいと思っています。今は増えた体重を水泳や体幹部の筋トレで落としながら、このHPで紹介されているあまり膝に負担のかからないハンドリング、ドリブル、パス(壁に)の練習を行っています。そして体重が落ちたら、ディフェンスフットワークやシュート、瞬発・ジャンプ系フットワークを少しずつやろうと考えています。この際、気をつけることやアドバイスがあったら教えてください。また、体力作りのために走りこみを行うと回答集にありましたが、具体的には3メンやドリブルシュートを何本もやるということかと思いますが、1人でトレーニングする場合はどのような方法が効果的でしょうか。教えてください。
初心さん(プレイヤー/大学生以上 女性)
膝の靭帯損傷ということですから、まず損傷した方の足の筋力をつけることが先決。
具体的には膝のすぐ上・内側の辺りにポコッと盛り上がる(はず)の筋肉や、太もも全体の筋肉です。損傷した足の筋はどうしても弱くなっていますから、意識してトレーニングすることが最重要。DEFフットワークやバスケット的な対人の動きなどは、ここの筋力がある程度ついてからにすることを勧めます。
といってもいきなり重いバーベルを上げるトレーニングをイメージしないでくださいね。初めは自分の体重(自重といいます)をかけるトレーニングやゴムチューブなどを使った負荷の軽いものから始めましょう。足りなくなってきたら少しずつ負荷を上げる、または回数を増やしていってください。
それから、足の使い方も意識してください。特にストップをするときや、ピボットをするときなどは、「足のつま先と膝の方向が同じ方向を向くこと」を意識しましょう。つま先が内側を向いているのに膝は外側を向いているといった例は、膝の靭帯に大きな負担をかけます。トップリーグの選手でも特に膝靭帯を損傷した選手はこういった「足の使い方」のリハビリを徹底して行ないます。
けがの再発を防止することが1番大切。せっかく「バスケットをまたしたい!」と思ったその気持ちを無駄にしないためにも、地味なリハビリテーションをコツコツ続ける手間を惜しまないで、そして焦らないでやっていきましょう。復帰のご報告、待っています。
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