来年度は背の高いやつがほとんどいなくて、僕もセンターをやらなければならなくなってしましました。アポストプレーは小学校の時やっていたときがありましたが、なかなか面をうまく取ることができません。どうやったらうまく面を取れるのか教えてください。
センタープレイヤーさん(プレイヤー/中学2年生 男性)
面を取る(シールする)とき、身体だけを相手に寄せようとすると相手にかわされたり、しっかり抑えられずパスを受けようと思ったときに相手に回られてボールをとられてしまったりします。
まず、身体の「面」(お尻や上体)だけでとろうとするのではなく、自分の足を使って相手の足を「封じる」ことを意識してみてください。自分の足が相手の前に入りさえすれば、自然にお尻や上体も相手の前に入ってくることができます。一旦相手の前を陣取ったなら、あとは両手を肩の高さ以上に上げ横にもしっかり広げて、「自分の領域」を主張しましょう。
お相撲さんの「しこ」のイメージで「よいしょ!」と足を入れて、そのまま腰を落として両手を横に広げる。後ろに「押さえ込まれた」DEFが、"センタープレイヤー"さんの手が邪魔になって前に回れないように! 相手DEFがもし前に出ようと動くのを背中で感じたら、『相手の動いた方向と同じ方向に』少し身体を動かして、また相手を完全に「背中に」してしまうところまで行ければベスト。
しっかりシールができたら、ボールをもらう瞬間片足をゴール方向に引かないように心がけましょう。足を引いた瞬間、せっかくボールに対して「面」になっていた体が「線」になってしまうため、相手が前に回りこみやすくなります。
もともとG/Fなどをやっていた選手がセンターをやる利点は「機動力(足の速さ、ちょこまかさ)」を生かせること。チームの事情とはいえ、センタープレーを「ついでに」覚えておくと、後々役に立つことも多いと思いますよ。
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