こんにちは!いきなりですけど、僕は将来日本のトップでプレーしたいと思っています。本気でそうおもいます。でも、学校のチームはあまりやる気がない人が多いし、コーチもいないし、顧問の先生もバスケットが詳しい人ではありません。クラブチームに入ろうと思っても、本当になかなか見つからないし困っています。クラブチームが今は見つからなくても、とりあえず今は自分一人でできること、できるだけやろうと決心しました。でも何をどれくらいすればいいんですか?本当に具体的に知りたいです。萩原コーチが中学の時はなにをしていましたか? 一人でもできること教えてください。夢は日本のトッププレイヤーです!今一人でしていることは、20分の走り込みとドリブル練習です! できる限りのこと教えてほしいです。
ホット・ソースさん(プレイヤー/中学2年生 男性)
頼もしい!ホット・ソースくんの本気の夢、できるだけ助けてあげたいぞー!一番偉いのは環境のせいにせずに「自分でやれることをやろうと決めた」ということ。「OOがないから出来ない」というのは言い訳ですもんね。「OOがなくても」工夫して取り組む人が、上のレベルに進んでいくんだなと周りを見ていて感じます。
具体的には
(1)「視野の確保」
(2)「ストップ〜ピボット《ターン》」
(3)「無理のないシュートフォーム」
辺りをやっておくとベスト。
(1)「視野の確保」は、どんな状況でもしっかり顔を上げてドリブル(もちろん、左右同じように)をし、いつでも空いている味方やDEFの状況を見てパスを出せること。現在のドリブル練習に加え、ボールハンドリング練習や例えば誰かに手伝ってもらって、2人のDEFをドリブル突破してシュートに行く練習(1対2)なんかもいいかもしれません。
(2)中学生は「しっかり止まる」「フリーフットを使ってステップ(ピボット)を踏む」ことが苦手な人が多いです。プレー中どんな状況でも軽やかにストップして自在にフリーフットを動かせると、プレーの幅は断然広がります。地味だけど実はすごく大事な技術。上のレベルに進んだ時に差が出るはずです。
(3)身体の特定の箇所にばかり負担が掛かっていたり、力んだりしているシュートになっていないかチェックしましょう。お手本シュートフォームは、NBAやJBLの選手。今の時点では「入る入らない」や「遠くから打てる打てない」より、正しいフォームで打てているかどうかの方が大事です。せっかく筋力がついてきても、もしヘンな癖のついたシュートフォームでしか打てなかったら、直すのに時間が掛かってしまいます。
ちなみに私は福島県の、自宅学区内中学校で部活をしていました。全中なんか夢のまた夢。高校も地元のいわゆる進学校に進みました。私の場合、自然溢れる田舎で外を走り回っていたこと(マラソン大会はいつも5番以内)、部活の先生がバスケット専門ではなかったので自分たちで考えた練習をしていたこと(「考えてプレーを選択する」土台になった)、ミニバスの時はガードもやっていたので中学で身長が伸びてもパスやドリブルが苦ではなかったことが良かったみたいです。将来日の丸をつけたら、テレビのインタビューで「萩原さん、やりました!」って言ってくださいね(笑)。待ってますよ!
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