クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

ミニバスケを始めて半年の11歳、子どもは運動が得意なのでそれなりに動けるため試合で怒られることはないのですが、コーチは試合中に罵詈雑言を他の選手に浴びせていて、そのせいで言われた子どもが萎縮して益々ミスをしてしまいました。こう言った指導者の対応は親はどうするのが良いのでしょうか？

ゆう（プレイヤー/ミニバス 5〜6年生/男性）

他の選手たちがコーチの言葉で傷ついているのをみると心が痛みますね。
ミニバスケットボールは、子どもたちにとって楽しくて有意義な活動であってほしいと思います。質問をいただき、私たち指導者はコーチング指針をもう一度確認するべきだという強い思いを持ちました。

機会を設けられるようであれば、日本バスケットボール協会が展開している指導者についての考えをコーチに確認していただきたいと思います。

＜コーチに求める人間力＞
＜コーチング指針＞
＜コーチの行動規範＞

また、親御さんとしてできることについて考えてみました。
まず思いついたのは、子どもの気持ち（意思や感情）を聞く。ということです。
ゆうさんのお子さんが、コーチのことをどのように感じているか、そういう状況でバスケットボールをプレーする気持ちなど話を聞いてみてください。直接怒られることがなく、表面的にはプレーに影響がないように見えていても、コーチからの罵詈雑言で、お子さん自身も傷ついているかもしれません。
プレーをすることに対してどんな目標や楽しみを持っているか、どんなサポートが欲しいかなどを尋ねてみるのもいいかもしれません。罵詈雑言を浴びせられているお子さんやその親御さんにも気持ちを伺ってみて、どのような思いを持っているか確認をすることも必要かもしれません。ゆうさんが抱えきれず、すぐに何かしらの対応が必要な状況であれば、各都道府県に相談窓口もございますので、活用いただければと思います。

＜各都道府県バスケットボール協会一覧＞