ENEOSバスケットボールクリニック

クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

ミニバス四年生ですけど、練習の時はパスをしますが、いざ試合になるとボールをもらったらゴールに一目散にドリブル。シュート。どうしても治りません。どのように指導したらいいのでしょうか?

ヨーさん(プレイヤー/ミニバス 3〜4年生/男性)

最近の子どもたちはドリブルがとても上手なように感じます。そのせいなのかボールを持つと直ぐにドリブルを始める習慣がついているようです。ドリブルは使い方次第で相当な武器になりますが、弊害としてボールが止まってしまうため周りが見えなくなってしまい、そのため動きが止まってしまう傾向があるようです。

オフェンスの基本はボールをできるだけ動かしてディフェンスを大きく移動させることです。ディフェンスの動きが大きくなればそれだけオフェンスとディフェンスの間で「ズレ」が生じるため、ディフェンスを出し抜き易くなります。不要なドリブルをする習慣を治すためにはパスゲーム(3:3や4:4)をやると良いと思います。経験的にとても有効で、選手の能力や判断力を育成できるドリルです。

最初のうちは一切ドリブルを禁止し、パスと動きとシュートだけで攻めるようにします。パスをした後は立ち止まらずに必ず動きます(パスゲームのやり方は以前に紹介しています)。そして慣れてきたら徐々にドリブルの制限を解除していきます。例えば、フロアバランスをキープするためのドリブル、パスの角度を変えるためのドリブル、トラブルから逃げるためのドリブル、ドライブしてゴールに向かうドリブル等々。この時気をつけることは、ボールを持った瞬間は必ずリングを見てシュートを狙うことです。とにかくボールを持ったら必ずリングを見てシュートを狙わせてください。まずショートを狙うことでディフェンスが接近してきますから、そうなれば次にドリブルインが狙えるようになると思います。工夫してみてください。

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