ENEOSバスケットボールクリニック

クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

中1の娘がいます。ミニバスでは、コーチにドリブルが多いと言われて以来パスしかせず、攻めのプレーをしないので敵にもコーチにもあの4番は怖くないと思われ、途中でマークマンが弱い子に代わっていました。それで、中学に入り1対1に持ち込まないとチームの勝ち試合にも貢献できないよと言ったら、今度はパスをせずずっと1対1を仕掛け、結果とられて怒られる。性格的に真面目で、程合いがわからないみたいで、親としてもどうしたら良いのか、一つ教えてもらったら一つやらなくなるような不器用な性格です。こういう子にはどういう声かけをしたらよいのでしょうか。

バスケ中学女子ママ(プレイヤー/中学1年生/女性)

ドリブルの使い方を整理して考えないと、プレイを止めたり得点チャンスを見逃すことになってしまいます。

コーチから指摘された「ドリブルが多い」というのはそう言った現象が多く表れているものと考えられます。

有効なドリブルの使い方を整理してみましょう。

(ドリブルの使い方)

1)リングに向かってレイアップのための抜くドリブル

2)パスの角度を変えるためのドリブル

3)トラブルから逃げるためのドリブル

4)ボールを前に進めるためのドリブル(速攻やフロントコートに入るために使う)

5)5人のフロアバランスを修正するためのドリブル

以上です。

目的のないドリブルは「無駄なドリブル」と表現されますが、ボールが移動しないとボールを持っていない選手達が止まってしまう傾向になるため、攻めるチャンスを潰してしまうことが多くなります。

そのため、「無駄なドリブル」をするよりもパスでボールを動かして、ディフェンスにズレが生じるようにすることが理想です。

なぜ不要なドリブルが多くなってはいけないか、を理解できていないことが問題であり、決してお嬢さんが「一つ教えてもらったら一つやらなくなる不器用な性格」だからではありません。

バスケットボールはゴールにいかにボールを多く入れるか、得点を取るかを競うスポーツです。ボールを持った時はまずシュートを狙い、ディフェンスが接近してシュートが打てなければドリブルでドライブを狙い、シュートもドライブもできなければパスでボールを移動させて動く(リングに向かってカットしたり味方にスクリーンをセットする等)ことが大切です。その判断をしっかりできるようになると、ドリブルの使い方を良く理解できるのではないでしょうか。

そんな説明をしてあげると良いのではないかと思います。

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