ENEOSバスケットボールクリニック

クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

こんばんは!自分はゲームをするとき一対一をよくします。1人目までは抜けるのですがゴールに進んでドライブすると2、3人目のヘルプから止められてしまいます。どんなにヘルプが来ても止められない練習方法教えてください!

孔明さん(プレイヤー/中学2年生/男性)

1:1でドライブを狙うときは、ディフェンス全体のバランスが崩れているとき。つまり、ヘルプが来られないような状況を判断してプレイするのが理想です。

しかし、そういった状況を作るためには、ボールを持った選手よりボールを持たない選手がいかにディフェンスを引き付けるかが大きなポイントとなります。

これはオフェンスの原則ですが、ボールを持っている選手が同じ場所に長時間止まったまま(通常3秒まで)ではディフェンスがヘルプしやすい状況になってしまいますので、動き続けることがオフェンス成功のカギになります。

しかし、狭い範囲に10人がひしめく状態の中でドライブをしていきますから、常にノーマークになるとは限りません。1:1をしかけていく選手は常にディフェンスのヘルプが来ることを予想していなければなりませんし、自分のディフェンスにヘルプに行かれて空いた選手はいかに次のノーマークのチャンスを作りだす動きをするかを考えなければなりません。

ドライブをした選手を見てしまうのではなく、自分のディフェンスの状態をよく見て、どこへ動けばチャンスがあるか判断して、より良いチャンスを作り出することが大切になってきます。

ドライブしていく選手は、ディフェンス全体の動きをよく見て、止められたらどこへパスをすれば最も有効かを見極めなければなりません。

これらの判断をするためには、両ウィング(45度)の2:2でどちらかがボールを受け(ボールを受ける1:1の練習にもなります)、まずはシュートをねらい、ディフェンスがタイトに付いていれば次にドライブをしかけます。ドライブすると逆サイドのディフェンスが必ずヘルプに来ますから(チームディフェンスとして必ずヘルプをする)、ドライブした選手はディフェンス2人(自分とヘルプ)の動きを間接的に見ながらゴールに向かいます。そこで止められたらどこへパスをすればよいかを考えるのが次の段階です。ヘルプに行ったディフェンスのマークマンがその動きをよく見て、どこへ動けばよいかを判断します。これはほんの一例です。

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