ENEOSバスケットボールクリニック

クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

私は試合の時に45度でボールを受けて1対1をしろと監督に言われるのですが、ボールがなかなか貰えません。貰えなかった時に止まってしまいます。フォワードの場合は試合の中でどんな動きをすれば良い動きができますか??

紅葉さん(プレイヤー/高校1年生/女性)

フォワードが45度でボールを受けるためには、いくつかの動きがあります。

ボールを受けるための方向として、

①リングに近づく方向

②リングから離れる方向

③ボールの方向

④ボールから離れた方向

の4つが基本的な方向です。

この中で②リングから離れる方向、というのは攻めるためにはリングから遠ざかる方向ですから現実的ではありませんが、他の3つの方向と組み合わせて使えば、より有利な場所でボールを受けることができます。

例えば、一旦リングの方向へディフェンスを押し込んで、そしてリングから離れる方向に動けば元の位置にリプレースできます。この動き方をIカットと言います。

また、リングの方向へ動いてボールの方向へ動けばディフェンスとズレができますが、これをLカットと表現されます。

1つの方向へ動いてさらに方向を変えて、IカットやLカットで動いてボールを受けることが基本になります。

また、一旦ディフェンスを押し込んで、ディフェンスに近づき、インサイドの足を軸にバックターンしてディフェンスを振り切るような動きもできます(インサイドターン)。

そして、ミートしてボールを受けたらまず第一にシュートを狙います。シュートができなければドライブインを狙ってください。

そういった動きでボールを受けることができなかった場合、そこで動きを止めてしまうとボールを持った選手がドライブしようとしても攻めるスペースがなくなり、ディフェンスもその場所にとどまってしまいますから、次の展開(次のチャンス)ができなくなってしまいます。

シュートやドライブができなかった時も、同様な動きをしてください。

ボールを受けられないと判断した場合は、ボールサイド(ディフェンスの前)、またはブラインドサイド(ディフェンスの後)をカットしてボールを受けるか、ボールから離れたところへスクリーンに動くか。

最近ではよく見られるのがボールを持った選手にスクリーンを掛けるのです(ピック&ロール)。ただしこのピック&ロールは狭いエリアに4人の選手が重なりますから、プレイとしては非常に難しいプレイとなります。

カットしたり、ボールから遠いところへスクリーンを掛けるように動いて、できるだけ攻めるエリアを広く使うことをお勧めします。

基本的な動きができるようになったらピック&ロールも有効なプレイになると思います。

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