クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

私はセンターなのですが、接触プレイが苦手です。

自分で言ってしまうのも違う気がしますが、恵まれた体格をしてます。ですが、とにかく恐怖心があります。なので、試合中あまり積極的にポストアップ出来ません。

試合自体にはそんなに緊張はしてないのですが、｢みぞおちに肘とか入らないかな...」など、怪我の心配をしてしまいます。怪我なんか気にせず｢絶対負けない｣という気持ちでやってみようと思い、実行してみるとその気持ちが裏目にでてしまい、冷静さを保てなくなってしまいました。

正直、私はもっと試合で活躍したいです。恐怖心を少しでも和らげるにはどうすればいいですか？またどういう気持ちで試合に望むのがベストですか？宜しければ教えて下さい！

れいんさん（プレイヤー/中学2年生/女性）

恐怖心というのはなかなか払拭できません。特に経験的に痛い思いをした時はなおさらだと思います。

バスケットボールという競技は狭いコートの中に10人もの選手が二つのゴールを攻防するわけですから、どうしても身体的接触を伴います。これはセンターでなくとも同じことです。

ただ、センターの場合はよりゴールに近いポジションになりますから、さらに人が密集しますのでより接触は多くなってしまいます。

しかし、センターはディフェンスではゴールに近いところをしっかりと守り、リバウンドを取る。オフェンスではゴールに近いところで確率の高いシュート決める。それらができるチームは、試合を制することができるのです。そういったプレイを「献身的なプレイ」というのですが、恐怖心に打ち勝つためには、その「献身」ということをもう一度良く考えてみるようにしてはいかがでしょうか？

強い気持ちでやろうとしたとき、それが裏目に出てしまって冷静さを失うとのことですが、恐怖心で相手から逃げるより冷静さを失っている方がまだ良いと考えることもできます。そういったことを何度も繰り返していくうちに慣れてくれば冷静にできるようになるでしょう。