ENEOSバスケットボールクリニック

クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

マンツーマンディフェンスなんですが、マークマン以外のインサイドにボールが入ったりドライブで入ってきたとき、詰めるときにどう詰めればいいでしょうか?結局マークマンが空いてそこにパスを出されてしまいます。

TaKaさん(プレイヤー/高校1年生/女性)

ディフェンスには意思がありません。オフェンスはゴールに向かって自分の意思でプレイの選択ができます。しかし、ディフェンスはその意思に対して付いて行かなければなりませんから、常に受身となります。

従って、一人一人では絶対にオフェンスが有利となるのです。それに対してオフェンスを止めようとするには5人の協力が必要となります。それが「チームディフェンス」というわけです。

質問にあるように、インサイドにボールが入ったときや、ゴールに向かってドライブしてくるのを止めることが何故大切かというと、ゴールに近いエリアはシュートの確率が高くなるからで、ゴールから離れれば離れるほどシュート確率は低くなります。

しかし、ヘルプの考え方として(特殊な考え方は別ですが)、基本的に味方が抜かれてノーマークになっているとか、インサイドのボールが入ってしまって身長的に圧倒的に不利だから、というような場合はヘルプは絶対に必要になってきます。

それを見極めるのもディフェンスの予知能力、予測、ということになります。

従って、ゴールに近いところで危険な状況になったとき、その選手とゴールを結ぶ線上、つまりオフェンスのコースに入り込んでプレイを止めること、シュートをさせないことが重要になります。

中途半端にヘルプに行ってしまうと、結局自分のマークマンがノーマークになってしまいますから、パスもできないくらいまで詰めることが大切です。もしその選手がパスが上手くて、自分のマークマンがノーマークなってしまうなら、次にローテーション(自分のマークマンを離れて違う選手を守る)をしなければなりません。

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