クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

私は比較的オフェンスの方が好きでコーチにも”デイフェンス頑張らないと試合出れないよ”と言われます。それが嫌なんです。どうしたらデイフェンスがうまくいきますか？方法をおしえてください。お願いします

no.18さん（プレイヤー/高校1年生/女性）

先生がおっしゃる通り、バスケットボールはオフェンスでシュートを決めれば良いというスポーツではありません。

相手のシュート落とさせて（入れさせない）で自分たちがシュートを決められれば試合に勝利することになります。いわゆる「入れっこ」をしていたのでは勝つチャンスが少なくなってしまうのです。

ディフェンスは一人一人が簡単にやられてしまわないように頑張って付くのですが、オフェンスは自分の意志で動くことができますが、ディフェンスは自分の意志ではなくオフェンスの動きに対応して動かなければなりません。したがって、相手の動きを予測する事や感じること、そして何より大切なことは強い精神力（我慢する事や闘争心）で相手をコントロールすることが必要になります。

当然ステップワークやポジショニング等、ディフェンスに必要な技術的要素は教えて頂いていると思います。

それでもオフェンスが絶対的に有利なことは間違いありません。

「ディフェンスを頑張らないと試合に出れないよ」と言われるのは当然です。それがバスケットボール競技だからです。それが嫌だという気持ちがあるといつまで経ってもディフェンスができるようになりません。

しかし、前段のようにディフェンスというのは一人一人がどんなに頑張ってもやられてしまうものです。そこで、チーム全員で助け合って守ることが重要になります（チームディフェンス）。オフェンス以上にチームワークが必要になってきます。ディフェンスが苦手という気持ちをすぐに変えることは難しいと思いますが、どういったチームディフェンスをするのかをコーチによく聞いて、どうやって全員で守るかを理解して下さい。コートの中には、助けてくれる他に4人のチームメイトが居ます。そのことを忘れないでください。「チームが勝つために、チーム全員でリングを守る」という気持ちになると、少しディフェンスに対して気持ちが変わってくると思います。考え方を少し変えて、ディフェンスに取り組んでみて下さい。

ディフェンスをしていて、「チーム全員で守りきった」というような、喜びの瞬間を感じられたら嬉しいです。頑張ってください。