ENEOSバスケットボールクリニック

クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

中2娘は小4からミニバスを始め、運動能力は飛躍的に向上しました。しかし、短距離走だけは変わらず今でも50メートル9.5秒位でかなり平均以下です。チームでは背が高い方なので(161センチ)センターをやっていますが走りが遅いのがコンプレックスで、本人も諦め状態です。得意なことを伸ばして続けていけば良いとも思いますが、少しでも速く走れるようになって自信をつけてもらいたいとも思います。私はバスケも陸上も未経験者なので的確なアドバイスをしてあげられません。バスケ選手は身体能力の優れた方が多いと思いますが、この様なケースの方がもしいらっしゃったら、どの様にトレーニングをして克服されたか伺いたいです。

バスケっ子の母さん(プレイヤー/中学2年生/女性)

親御さんとしては、お子さんに早く上手くなって欲しいですね。

走るのが遅いとのことですがバスケットボールの場合、縦30m、横15mの狭いコート上に10人がアップダウンしていますから、一直線で早く走ることはあまり多くありません。

さらに、バスケットボールの場合、ゴールが305cmのリングが水平に設置していて、そのリングにいかにたくさん、しかも確率高いシュートをするか、という競技です。必ずしも早く走れることが必要ではく、いかに相手を出し抜くか(有利なポジションを取るか?)ということが必要なのです。

例えば、お嬢さんがディフェンスリバウンドを取ったとします。奪取したリバウンドをボールハンドリングがより上手なガードやフォワードにパスアウトして、コートを縦に三等分して。ミドルライン、両ウィングを三人で走ります。いわゆるスリーラインを作ることで速攻を出すようにします。その時、リバウンドを取った選手と最もリングに近い所にいた選手が最初にできた3ラインの後ろから走って、いわゆる「トレーラー」として「セカンドブレーク」という二次攻撃に参加します。

この時もスピードよりディフェンスの状態を良く見てタイミングをずらして攻撃します。

長い距離を早く走るより、短い距離を素早く、タイミングよく動くことが要求されるのです。その距離は大凡3歩ほどです。したがって、普段の練習で3歩を素早く走り出すことを心かげて練習するように話してあげてください。

高校に進学してもバスケットボールを続けるとすれば、自ずと身体能力も高くなってきますので心配はありません。

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