ENEOSバスケットボールクリニック

クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

こんにちは、私の息子が小学一年生で4月からミニバスを習っております。最初はまともにドリブルもつけなかったのですが、週1回のチーム練習と私との週2回程度の練習で最近は左右のレイアップもできるようになってきました。ただ、最近右のドリブルの際に「こねる」というより「すくう」感じでのドリブルが癖になりほとんどがダブルドリブルになってしまっています。私もチームのコーチも注意するのですが、その瞬間は意識して少しは直るのですが、しばらくするとまたダブルドリブルをしてしまいます。本人もバスケが大好きで練習日以外もほぼ毎日近くの公園でボールをついているので何とか直してあげたいと思っております。一年生のため強くドリブルをつくための筋力が足りないのかなど色々悩みながら練習しているのですが、答えが見つからない状態です。何か良い方法をご教授頂ければと思います。

kenshinさん(プレイヤー/ミニバス 1~2年生/男性)

バスケットボールを始めて10ヵ月になりますね。そして週一回の練習で左右のレイアップシュートやドリブルができるようになったのならかなりの進歩だろうと考えます。

この年代の子供たちはボールハンドリングに恐怖心がまだあり、特に飛んでくるボールをキャッチすることがとても苦手です。飛んでくるものを上手く掴むことがもっとも遅く発達する、と言われています。

ドリブルの問題はおそらくボールを下から支えて掌を下に返すようなドリブルだろうと思われます。ボールを床に突く強さが足りないのではないかと考えられます。当然筋力が必要なのですが、筋力を付ければ強いドリブルができるということでもありません。普段ドリブルを練習しているときからボールを意識的に床に強く突くことで、ボールが早く手に帰って来ますから、その感覚を養う事で「すくう」ようなドリブルをしなくなると思います。弱く突けばボールが弱く帰って来ますからどうしても掌が上を向いてしまいがちです。

また、止まった状態でドリブルをする、いわゆるドリブルワークと、動きながら(走りながら)ドリブルをするドライブワークではボールの突き方が大きく異なります。単純なドリブルワークでは真下にボールを突きますが(毬突きと同じ)、ドライブワークでは動くスピードによって進む方向に向かってボールを突きだすことになります。バスケットボールは止まった状態でドリブルする機会はそう多くありませんので、まずはその違いを理解する必要があります。

とにかく、ボールを見ないでドリブルができるようになるまで繰り返し練習して習慣化させるようにして欲しいと思います。

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