クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

試合中の一対一でディフェンスが怖いのかシュートを落とすのが怖いのか分かりませんが、どうしても体が逃げた状態でシュートを打つのでファールも鳴らず、シュートも入らずせっかく一対一に行っても損しています。どんな練習方法でどんな伝え方をしたら良くなるのか教えてください。

あゆ太さん（指導者/ミニバス/女性）

身体が逃げた状態でシュートする、とのことですが、身体がどのように逃げいてるかが問題だと思います。我々は文章上では判断できませんが、例えばただ身体が流れてるのか、ディフェンスから遠ざかろうとして逃げているかによってその対処方法は違ってきます。

身体が流れているような場合、普段の練習で身体のバランスを崩して流れてしまっていて、それが習慣となっているかもしれません。悪い癖がついていることになります。ディフェンスから遠ざかろうとしている場合は、ディフェンスにブロックされる事を避けようとしているのか、あるいはシュートする際、ディフェンスを気にするあまりゴールから目を離してディフェンスを見てしまっているという可能性があります。

したがって、ファウルをもらえない、というよりシュートそのものがミスになっているのだろうと思われます。

そして大切なことはコーチがそれをよく見て分析することです。

そして、それを矯正するためにどんな練習をすることが効果あるかを考えて欲しいと思います。

試合中の起こる現象は全て練習中からの習慣によるものです。

指導者の最も大きな仕事は、それをどういう方法で治すかを考えることにあります。