ENEOSバスケットボールクリニック

クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

こんにちは。私は今チームでキャプテン、ポジションはガードをしています。

先日新人戦が終わり結果は市内で最下位でした。本来の力を出せば5位までには入れるチームのはずです。しかし1年生チームに負け最下位になりました。試合が終わったあとは悔しさでたまらない気持ちになり、もうバスケがしたくない、とも思いました。

昨年度は自分たちのチームが1年生チームで悔しさをバネに1年間必死で頑張ってきました。キャプテンになってからは特に、私がやらなければ、と思いやってきました。しかしそれも、自分の思い込みだったのか、と思うともう今は練習したいとも思えません。

それでも辞めたいか、と聞かれるとまだ私ができることはたくさんあると思うのです。顧問の先生にも、今のチームはお前のシュートが入るか入らないかで勝負が決まる、と言ってもらい、自分がやってることに間違いはないんだな、とは思うものの、やはりそれではチームの勝利には限界があると思います。この先どう練習すればいいのか、仲間にどんな声をかければいいのか、何よりどうやって勝てばいいのか。今のチームは勝ち方を忘れています。わたしがキャプテンとして今のチームに貢献できることはなんでしょうか?

遠さん(プレイヤー/高校2年生/女性)

試合で負けることは本当に悔しいことです。

なぜなら、負けると質問にあるように「後悔」があるからでしょう。

答えは先生の言葉にあったのではないかと思います。

「今のチームはお前のシュートが入るか入らないかで勝負が決まる」

結局のところ、遠さんのシュートが入らなかったから負けたんだと思います。勝ちたいのだったらあなたがシュートを入れればいいだけのことです。

「チームの勝利には限界があると思う」というのは言いわけだと思います。

シュートを入れられるようになる努力が嫌ですか?

チームが勝てないとするならあなた自身の問題です。

「シュートを入れられれば…」と考えるのだったらシュートが入るように努力してみよう!と考えられませんか?

自分を客観的に見ることができないキャプテンでは強いチームにはなれませんよ。

試合に勝つことは大切なことです。それがチーム全体の目標ですから。

勝負事ですから、勝つこともあるし負けることもあるのです。むしろ負けることの方が多いかもしれません。

大切なことは、勝つためにどのくらい最善の努力をしたかどうか。

努力とは「努力をした?」と聞かれて「努力しました!」と、答えが出るものではありません。応えられないようなら努力が足りないのです。努力に頂点はないのです。試合に負けたら「努力が足りない」のです。

いつまでもいつまでも努力に頂点はありません。

これは遠さんがこれから大学、社会人と成長して行くときに必ずその姿勢が役に立つときが来ます。

バスケットボールの勝敗だけが遠さんの人生ではありません。。

なにごとにも強く立ち向かって下さい。そして立派な大人になって下さい。

応援しています。

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