ENEOSバスケットボールクリニック

クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

クラブチームでベンチワークを担当してます。

タイムアウトを取るタイミングがよくわかりません。

こういうときは絶対に取った方がいいというのを教えてください。

ちゃーさん(プレイヤー/大学生以上/女性)

タイムアウトを取る基本的な考え方、というのがあります。

それは「前半は早めに。後半は遅めに」というものです。

前半、特にゲームの出だしというものは最後の勝敗に大きく影響するものです。

思わぬ展開になり相手の勢いに押され、気がついたときには挽回が不可能になるようなゲームがあります。

そんな展開になる前に、自チームの悪い芽を早めに摘み取る(原因を突き止めて修正する)必要があるのです。

逆に、後半は最後に1点勝つために我慢して、ゲームを決めるタイミングまでタイムアウトを残しておいた方が良いケースが多くなります。

例えば、リードしている展開で相手がオールコートプレスや特殊なディフェンスをしてきて徐々に点差を詰められるようなゲーム展開になるような場合がよくあります。

早めにタイムアウトを取ってしまうと、その危ないタイミングでタイムアウトできず対応のしようがなくなってしまいます。

ただし、この基本的な考え方はゲームによっては必ずしも当てはまるものではなく、ケースバイケースで柔軟に考えておく必要があります。

とにかく、ゲーム経験を多く積むことによってそのタイミングが理解できるようになってきます。

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