ENEOSバスケットボールクリニック

クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

今年から息子が中学生になり、保護者会の仲間入りをしたのですが、チームと会との役割が上手くできていないのではと感じています。

今そこでは練習時間を、平日2~2.5h月曜休み、土日3~4hを、たとえば平日3.5~4hに伸ばすべきだ!というのが話題になっています。

そもそも保護者会の役割から逸脱いているのでは?と思うので止めようと考えていますが、バスケ部に所属した経験がなく、説得力と自信に欠けるので質問します。

選手の方々には全国大会に出るようなチームに所属していた方が多くいらっしゃると思いますが、中学生の練習で現状の時間は短いのでしょうか?

個人的には制約や問題があって、それを解決するための方法を、子供たちや場合によっては指導者を含めて話し合っていくようなチームが、強くなるのではないか?と思うのですがいかがでしょうか。

おとうさん(指導者/中学生/男性)

保護者会というものの役割が何であるかを明確にする必要がありそうです。

これはあくまでも個人的な意見ですが、保護者会というのは場活動について顧問や指導者の先生とコート上以外の部活動運営(特に年間の大凡の日程や活動費)等について話し合いをすることとが目的ではないでしょうか?

質問の内容からするとかなり活発な活動をしている印象があり、さらに大会に出場してもある程度の成績を収めていると思われます。

当然活動が盛んになるとそれなりの経費が掛かって来ますが、学校や自治体からその活動費の補助などは充分に出るものではないと思います。

そこで顧問の先生や指導者の先生方は強くするためにその活動に対して保護者の援助をお願いすることがその主な目的になると思います。

  

公立の中学校の場合、自治体から決められた予算内での活動しか出来ず、全体の予算内でほかの部活も運営しなければなりません。

そういったことを保護者の同意を得てバックアップして貰うようにするのが顧問の先生や指導者の先生の仕事の一部だと思います。

保護者の方々が練習量を多くして強いチームにしたいという思いはどのカテゴリーでも同じようですが、本来練習時間等についても学校や自治体でルールが決められているかもしれませんので、それを変更させるという行為そのものがもしかしたら問題になるかもしれません。

また、自治体の教育委員会等で下校時間等が決められているはずで、それを顧問の先生や保護者で任意に決められるもんだではないと考えます。当然、義務教育ですから規則的な縛りはかなりあるでしょう。

義務教育である以上はそういったことに保護者が介入すること自体はあまり感心しません。

おそらく、バスケットボールの経験がある顧問の先生か指導者の先生ではないかと思いまので、決められた時間内でのチーム強化についてはその先生方を信頼してお任せするのが保護者会に役割ではないでしょうか。

蛇足ですが、私に知り合いの中学校の指導者の先生方も、制約があって少ない練習時間の中でいろいろ工夫をして強くしている先生はたくさんおられます。

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