ENEOSバスケットボールクリニック

クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

高校男子バスケ部をみています。

たとえば、全然声が出ていないときに自分が「声をだせー!」とか、練習のポイントで「ポジションを意識しろー!」と言います。

そこで部全体が「声を出そう!」「意識しよう!!」という雰囲気になってくれればいいんですが、まったくそういう雰囲気にならず、自分だけが叫んでいる状況です。

実際、練習中の「ファイトー!」といった応援の声、「ヘイ!」というボールを呼ぶ声もあまり出してくれず、小さな声の子たちばっかりです。

「声を出すことの大切さ」を部通信として文章でまとめて出してみたりしているのですが・・・。

どうやったら、みんなで声をかけあえるチームが作れるのでしょうか?

ぐちさん(指導者/高校生/男性)

こんにちは。

子供たちに、「なぜ、声を出すことが必要で大切なのか」ぐちさんの思い、考えを伝えることが大事だと思います。

声には、いろいろな種類があります。チームの士気を高める声、コミュニケーションをとる声、仲間に思いを伝える声など。コートの中で声を出すことができる、喋ることができる選手は、いい選手だと思います。声を出すことも技術のひとつと私は考えます。シュート練習をするように、声を出すことも練習が必要です。声を出すことは、出せる人には簡単に感じるかもしれませんが、実際は、難しいようです。具体的な例をあげて、子供たちに理解してもらうことも必要ですね。よくある場面で、ディフェンスがマッチアップをする時に、仲間同士でだぶってしまい、ノーマークができてしまう。スクリーンプレイが起きたときに連絡ができなくてノーマークができる。自分がノーマークになっていても、声が出せなくてチャンスが潰れてしまうなど、チームにとってマイナスなことが起きてしまいます。逆に、「ナイスュート」「ナイスパス」など、お互いに声をかけあうことで、チームの士気が高まり、いいプレイにつながることがあります。声をかけられて嫌な選手はいないと思います。自分が嬉しかったら、仲間も嬉しいはずです。実際に、子供たちがコートの中で経験をしなければ、その重大さに気付かないかもしれません。「あの時に声を出しておけばよかった…」と。でも、そうなる前に、ぐちさんの思いを子供たちに伝えて、子供たちが心から「声を出すことが大切なんだ。」と思って練習に取り組んでくれるといいですね。そうなると、チームの雰囲気も良くなると思います。

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