クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

セーフティは、プレーヤーで決めるべきですか？それとも、シュートを打った時のプレーヤーのポジションで決めるべきですか？

また、セーフティーの人数とポジションは、どうすればよいですか？

ゆうじまんさん（指導者/中学生/男性）

セーフティーは原則ポジションによって決めることが良いでしょう。

オフェンスでシュートがあってリバウンドに入るとき、基本的にはフロントライン（フォワードセンターの3人）が入りますが、ガードの二人は長いリバウンド（レーンの浅い場所かレーンの外に落ちるリバウンド）を狙いながら相手の速攻に対して自陣のレーンの中まで戻って相手にレイアップシュートをさせないようにします。

ただし、ガードでもサンフラワーズの吉田選手のようにジャンプ力があり、リバウンドに対して予測能力が高い選手がいるような場合、セーフティーをフォワードと替わっても良いでしょう。

何れにしてもオフェンスのリバウンドと言うのは基本的にディフェンスより外側に位置していますから、リバウンドが取れないと判断したときはできるだけ早く自陣に帰り（ハリーバック）、相手の速攻を抑えるようにしてください。相手ゴールの真下から自陣ゴールの真下までダッシュで帰れば約3秒～4秒で帰ることができます。良く見る光景としてディフェンスにリバウンドを取られた直後、その場所で立ち止まっていて相手に速攻を決められてしまうことがあります。そうではなく、リバウンドの為にジャンプし、着地したらそのまま無駄なステップや動きをしないで自陣目掛けて全力で戻る（スプリントバック）ように習慣化するようにしたいですね。