クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

インサイドでボールをもらったときやリバウンドをとった後にシュートを狙って打つとブロックされたりします。

そこでフェイクを使っても引っ掛からなくて次の打つタイミングでとばれてブロックされます。

どうしたらインサイドでブロックされずにすみますか？？

ちなみに身長は170センチです。

籠球小僧さん（プレイヤー/中学2年生/男性）

ゴール下でシュートする場合、身体をリングに正対させて打とうとするとディフェンスが正面にいるケースがほとんどになりますから、シュートブロックされる可能性が高いのです。

したがって、インサイドのシュートは自分の身体の幅（肩の幅）を使うことが原則なります。サイドショットやフックショット、ベビーフックショット言われる技術がそのことです。

フェイクを使ってもリングに正対していればディフェンスは次のシュートに対してタイミングが合わせられるのです。

ではどうするかというと、ゴール下のリングの左右でボールを持った場合、まずボールを顎の下でボールをキープします。その時ボールの両側から両肘を張ってしっかりホールドします。そして基本はバックボードと肩のラインを平行にします。ディフェンスはリングの下にいてオフェンスに正対していますから、ディフェンスの肩のラインとオフェンスの肩のラインが直角になります。またリングの正面でボールを持った場合はバックボードと肩のラインが直角になるようにします。そうすればディフェンスは正面を向いていますからこれも肩のラインが直角になります。どちらでも肩の幅を利用してシュートスペースを作ります。

シュートする場合は片手でボールをコントロールし身体の近くを通してディフェンスと反対側の頭の上までボールを持ち上げます。逆の手は最後まで添えているとシュートしやすくなると思います。慣れて来れば片手だけでコントロールできるようになります。そして、シュートする方の肩は絶対にディフェンスの方向へ出していかないように、肩のラインを直角に保ったままシュートします。

このシュートは最初のうちは難しいと思いますので、毎日のように練習すれば必ずできるようになります。

それができるようになれば、次は足の使い方で更にディフェンスを出し抜いてシュートすることも可能になりますので、そのシュートができるようになりましたら、また質問をお寄せください。