クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

ぼくはリバウンドがバスケの中で一番好きな動きでシュートが入った時よりも自分がリバウンドをとって仲間が決めるという方が断然好きです。なのでできないかもしれませんがリバウンドが全部とれるようになりたいです。身長は175と普通でジャンプ力は平均より少し高いくらいだと思います。アドバイスよろしくお願いします

ゆたーさん（プレイヤー/中学2年生/男性）

リバウンドというのは非常に地味な作業ですが、「ゴール下を制する者はそのゲームを制する」と言われるほど大切なものです。

例えば極端な話ですが、味方が打ったシュートが落ちたとき、そのリバウンドを必ず取って入れるとします。そうするとシュート確率は永遠に５０％以上になります。逆にその落ちたシュートをディフェンスに１００％取られたとそれば、シュート確率は永遠に５０％以下ということになります。試合には絶対に勝てないことになってしまいます。だからリバウンドや相手の攻撃権シュートチャンスを奪ってしまうルーズボールが大切になって来るのです。

中学2年生で175ｃｍという事ですから決して飛びぬけて大きい方ではないと思われますが、リバウンドの面白さに気付いているのは頼もしい限りです。

まず、オフェンスでパスやドリブルを使って味方が攻めようとする場合、止まっていないで常に動いていることが大切です。ただ動くということではなく、自分でボールを貰ってシュートをするようにリングに向かって動きます。そうやって動いていると常にリングに向かってプレーしていることになりますから、結果ディフェンスを動かしていることなりますので、もしシュートがあってもそのディフェンスを振り切ってリバウンドに入りやすくなるのです。もし止まったままでいるとディフェンスにスクリーンアウト（ブロックアウト）されてしまい、中に入ることができなくなってしまうからです。

次にもしスクリーンアウトされても、左右にフェイクを駆けてディフェンスをずらしたり、相手の背中を軸にしてロールターンをしてインサイドへ入るように動きます。常に味方のシュートを意識してリバウンドに入る意欲を持ち続けてください。