ENEOSバスケットボールクリニック

クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

学校の非常勤講師兼外部指導者という立場で毎日指導してまだ10日。

チームは3年生2人、2年生3人です。1年生は10人いるのですが…。

キャプテンは決してうまいとは言えませんが至って優しくマジメ。2年生の2人と副キャプはフットワークの時点でサボりがち…(副キャプがチームで1番上手な様子)。OF・DF練習も共にダラダラです。

チームとして勝ちを目指すなら2、3年生を切って今からでも1年生を試合に出し、鍛え上げていくのもいいのですがここは義務教育の部活。腰パンも過ぎるようなチームですがどうしても勝ちたい、またバスケを好きになってもらいたいです。そしてバスケから生活面も変わればと…。練習重視にすればダラダラの子たちはつまらない。逆にすれば勝ちは望めません。

よい練習方法もしくはどのように指導するのが良いでしょうか。よろしくお願いします。

中学生指導者 Sumさん(指導者/中学生/男性)

バスケットボール云々という以前に普段の私生活や学校生活の取り組み方に問題がありそうですね。

勝つことを目指すことは大切なことですが、やはり学校の部活動は学校生活の延長に部活動があるのですから、自分たちがやっていることは全て学校やこれからの自分の将来に繋がることなのです。

しかし、学校生活における態度とバスケットボールの練習や試合を別々に考える必要はないと思います。

例えば、腰パンが過ぎる、ということですが、腰パンにするのかを意識的に考えている子供はいないと思います。おそらく「みんながやっているから」「格好良いから」というようなことだと思います。すべて自分の価値観だけで行動しているのではないでしょうか。

例えば、バスケットボールがうまくなりたかったら服装もきちんとしろ。ということ。なぜなら試合に行ったとき多くの人たちが見ているわけで、そのときに見ている人たち(他の指導者や関係者)が中学指導者Sumさんのチームの生徒たちを応援したいと思わせることが自分たちを律することなわけです。

会場で知らない人に出会ってもしっかり挨拶ができれば、挨拶された人は気持ちが良いものです。

そうすれば、また応援してくれる人が増える。それがまた多くの人に見てもらえる。それが格好いいはずです。

だから、バスケットボールだけがうまかったり、強かったりしても意味がないことになるのです。

将来、高校、大学、社会人となっていくとき、一人ではなく多くの周りの人たちに支えられて生きていかなければなりません。したがって、できるだけ多くの人たちから愛される人間、チームにならなければならない、ということです。

その中で「勝利」を目指して全員で協力し合ったり、バスケットボールの技術が上達し、強くなることを目指すのです。

だから普段の練習も全力で取り組む必要がでてきます。

指導者というのは根気がいる仕事です。

まずは自分のフィロソフィーを時間を掛けて子供たちに伝え、子供たちの話をよく聞き、先生も子供たちも納得ずくでやっていくようにしてほしいと思います。

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