ENEOSバスケットボールクリニック

クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

ガードとフォワードをやっているのですが、リバウンドを取れる選手になりたいです。

先生によると、アウトサイドの選手のほうがボールを予測しやすいそうなのですが、いまいち感覚がつかめません。

いい練習方法や、コツがあれば、教えてください。

baskeさん(プレイヤー/中学1年生/女性)

先生がおっしゃる通りアウトサイドの選手の方がシュートの軌跡や長短がよく見えると思います。

しかし、ボールの落ち場所がある程度予測できたとしても、リバウンドボールの80%程度はレーンエリアに落ちてきますので、そのエリアに入って行かなければリバウンドを取ることはできません。

また、コートの左右いずれかから打ったシュートも80%以上反対のサイドへ落ちますからそういったことも想定しておかなければなりません。

ではどうやってリバウンドに入ればいいのか、ということになりますが、まずディフェンスの場合、マンツーマンとゾーンではリバウンドの考え方は少し違います。

マンツーマンの場合は人に付いていますから、まずは自分のマークマンにリバウンドを取らせないようにスクリーンアウトをすることが基本になります。そして、シュートがリングに当たったら、ボールが落ちる場所へ素早く移動してボールを取りにジャンプして行きます。しかも全員がスクリーンアウトを徹底しないと、レーンエリアにいる人数が不足してしまいますのでチームとしてリバウンドを取ることが難しくなります。

ゾーンディフェンスの場合は、基本的に決められたエリアを守る訳ですから、シュートがあった場合そのエリアへ入って来る人をボックスアウト(レーンエリアを箱に例えて、箱の中にオフェンスを入れない)をすることがポイントとなります。

特にゾーンディフェンスの場合は人への対応よりエリアの対応が大切になってきます。

よくリバウンドトライアングル(左右両サイドのローポストエリアの少しなかと、リングとフリースローラインの中間点)と言って、ゴール下にフォワードセンターで三角形を作りそのエリアのリバウンドを取るようにします。

また、いずれのディフェンスでも相手のシュートタイミングを予測することもリバウンドを取るためには大切なことです。

ボールが落ちる場所を予測する練習としては、二人一組でシュート練習などをするときチームメイトが打ったシュートをリバウンドする場合があります。そのとき、ただ単にボールを取って返すということだけではなく、打ったシュートが短いか長いか、左右どちらに跳ねるかなどボールの軌跡と落ちる場所をよく見ながら、実際に試合中にリバウンドに入るつもりでボールを取るようにします。

また他のシュート練習をしているようなときも、ただボールを見ているだけではなく、そのシュートの長短や左右のブレを常に予測する訓練をしておくことがよいでしょう。

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