ENEOSバスケットボールクリニック

クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

初心者への指導についてです。

もう一人のコーチ(Aコーチ)と2人で指導しています。

自分は、初心者にはパス・ドリブル・シュートの基礎から少しずつ教えていきたいと考えていますが、Aコーチは、慣れればうまくなっていくよ、ということで初心者たちを、経験者グループの練習に入れています。

時間の都合(平日夕方練習がメイン)があり、自分は行けない日が多いので、強くは言えません。(年齢もAコーチの方が上です)

初心者が慣れていくのを待つべきでしょうか?

がんばれ! オリオンズさん(指導者/ミニバス/男性)

バスケットボールは「ハビットスポーツ」と言われ、習慣のスポーツなのです。

したがって、理想としては「慣れればできる」ということで選手が成長することを待っていては上達は望めないと思います。

指導者は選手が慣れるのを待つのではなく、いかに早く慣れさせるかを考えなければなりません。

基本スキルが上達しないうちに上級者のグループに入れてしまうと、失敗することが多くなり、やる気を失うことにもなりかねません。

しかし、最も大切なことは複数のコーチがいる場合、コーチングスタッフとしてその考え方を意識統一しておくことです。

自分の考え方と違った考え方を持ったコーチングスタッフがいるような場合、議論を重ねて考え方を一つにしなければならないということです。

その結果やり方はいずれでもよく、要は子どもたちを一つの方向に導くことが重要なことです。

チームとして同じ考え方で一つの方向に向かわせる。それが子どもたちの将来性や社会性を養うことになるのです。

子どもたちの為に指導されている訳ですから、「先輩だから言えない」というように自分の立場を先に考えてはいけません。

コーチングスタッフの考え方が統一されていなければ、子どもたちが何処へ向かって良いか判断できなくなり、結局上達が遅れてしまうということです。

また、考え方が統一された場合、コーチングスタッフのそれぞれの役割も明確にすることも大切ではないでしょうか。

子どもたちを迷わせることの無いよう、指導者が同じ考え方で子どもたちと接してほしいと思います。

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