クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

オラジュワンのドリームシェイクとは具体的にどのようなものですか？

桜木さん（プレイヤー／中学3年生／男性）

"アキーム・オラジュワン"という選手はアルジェリア出身で1993年にアメリカ国籍を取得。元々母国で高校時代はハンドボールの選手として活躍しましたが、身長が大きかった（200cm超）ため、友人からバスケットボールの試合に誘われたことから彼の運命が大きく変わりました。

ヒューストン大学に入学した直後は登録選手ではありませんでしたが（レッドシャツ）、2年生になってからめきめきと上達。センタープレーヤーとして3年連続で全米ファイナル4に進出するなど輝かしい成績を残し、NBAヒューストンロケッツに入団。その後1996年にはアメリカ代表選手としてアトランタオリンピック金メダルの原動力となりました。そんな彼の生い立ちから「ドリーム」というニックネームで呼ばれるようになったのです。

強靭な足腰はハンドボールをやっていたときに養われたと本人が語っていたそうで、ドライブインから急激なストップをしてスピンターンをし、ポンプフェイクからドロップステップを使ったり、アップ&アンダーでディフェンスを振り切り、更にステップバック等を使ったことからこの動きを「ドリーム・シェイク（振る、揺さぶる）」と呼ばれるようになりました。