- ■日付
- 2011年10月29日(土)
- ■場所
- 宮古市千徳小学校体育館
- ■参加人数
-
小学生
男子 34名
女子 20名
合計 54名
¥
男子 34名
女子 20名
合計 54名
鬼ごっこ
大山コーチをまねて
ボールのもらい方
パスする人もしっかり見てね
大山コーチと1 on 1
東京から新幹線で盛岡へ、そこからまたさらにバスに揺られること2時間。今回の目的地、岩手県宮古市です。
宮古市といえば3月の震災で壊滅的な被害を受けた三陸沿岸部の都市。半年経った今、街はどのようになっているのだろう、人々はどのように生活をしているのだろう、私たちに手伝えることが本当にあるのだろうか、と少々不安に思いながらの旅路でした。
お迎えくださったお母さまの「街は半分『無い』んですけどね」の言葉がショッキングでした。津波の被害があった地域は少し建物が残っているだけで、あとは本当に「無い」。信号がつくようになったのは2日前だそうです。何もかも流されてしまった街の様子には言葉も出ませんでした。
今回私たちが訪れた地域は、たまたま津波の影響が少なかった地域。しかし長い間電気が止まり、水が出ず、物資が全くない状況が続いたのだそう。ところが、津波の被害が少なかったので「被災した」と思ってもらえない弊害があったそうです。
チームも1ヶ月半、体育館での練習ができなかったのですが「被災していない」ため被災者の方対象の練習会に行けなかったのだとか。自宅で被災した方々に支援物資が配られなかったというのと似たような状況でしょうか。お辛かったろうと思います。
ということだから、なのかな? 今回、ものすごい、熱烈☆大歓迎を受けました! 「熱烈」と「大歓迎」の間に☆マークを奮発! 寒いでしょうに、JXクリニックのTシャツ姿で、私たちの到着をずっと外で待っていてくれた子どもたちに関係者の皆様。私たちが会場に到着した瞬間、大拍手です!
そしてとにかく嬉しかったのが、子どもたちが明るくて、人懐こくて、バスケットが好きなこと! 休憩の時間をとると、休憩あけ1〜2分前にはもう数人の男の子たちがワラワラと集まってきて「もう(再開する)時間ですよ」と言う。「まだ1分あるよ。いいの?」「いいんです、やりましょ。『集合』かけてください。『集合!』って言ってもらえればみんな集まってきます。」とアドバイスくださる(笑)。そのとおり「じゃやろうか。集合!!」と叫ぶと「はいっ!」という返事とともに50人の小学生がワラワラワラワラ、ダッシュで私の足元に。近い。近すぎるから(笑)
ボールハンドリングなんかも本当に面白がって一生懸命やってくれるので、嬉しくて講師(=私)が暴走し、時間配分を間違えてしまいました。ごめんなさい。
会場を出るときもしっかりお見送り。数名の男の子は駅まで来てくれて、私たちのバスが見えなくなってしまうまでずっと手を振り続けてくれました。
被災地の方のご心痛やご苦労は、実際に経験していない人間は想像するしかできなくて、メディアの情報を通じて暗くなってしまうしかないのですが、辛い思いをしたはずの子供たちが元気で走り回ってくれている姿は、一成人日本人として本当に嬉しく、またホッとする光景でした。お子さんはもちろん、きっと関わっている大人の方々がしっかりお子さんを心身の両面で支えてくださっているのだろうな、と感じました。
私たちこそが勇気とエネルギーをもらいました。皆さん本当にどうもありがとう!!!
本日、宮古市は1年生〜6年生が集まる千徳ミニバス少年団へと行ってきました。今回のクリニックをとっても楽しみにしていたという選手たち。体育館到着時も、少し肌寒い中、Tシャツ一枚の姿でコーチ陣のお出迎えをしてくれました。
クリニック開講式や閉講式も子供たちが司会進行をする等、チームならではの姿が感じられました。
クリニックは基本を中心に、1年生〜6年生までが一生懸命に取り組んでくれました。低学年の中には、まだ、身体が小さいためできないドリルもありましたが、それでも挑戦しようとする姿は、微笑ましかったです。最後はミニゲームも行い、コーチ陣も必死に体を動かしました。
今回、震災の影響で大変なこともあったと思いますが、子供たちの元気な姿や笑顔を見られたことで私たちも元気をもらいました。
これからの千徳ミニバス少年団の活躍を願っています。大会も間もなく始まるとのことで、男子も女子もそれぞれの目標へ向かって頑張ってほしいと思います。
クリニックで行くのは初の盛岡!! やはり北にあるので、少し肌寒い日でしたが、体育館には千徳ミニバスの選手たちが半袖姿でお出迎えしてくれていました。感激★
寒い中ありがとう。(その後体育館に入った選手たちは寒い寒いと、もらしていました。腕触ったらつめたかったもの。寒かったよね。本当にありがとう)
クリニックは、ハンドリング〜1 on 1のボールミートまで行いました。
ボールミートの練習では、自分のボディバランスを崩さず、次の動作にスムーズに移れるように、ボールキャッチやドリブル、足を出す位置や肩の位置など、いくつかの部分で、レベルアップする必要がありそうですね。
でも、いろいろなことをコーチから教わっている千徳ミニバスの皆さんですから、どんなときでも、コーチのアドバイスや話(練習のポイント)を思い出し、実践することがレベルアップにつながっていくと思います。
これからも目標にむかって前にすすんでいってください!