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2017-18シーズン -新たなる挑戦- ヘッドコーチ&キャプテンインタビュー

昨シーズンはWリーグで全勝優勝という快挙を成し遂げ、
皇后杯優勝とともに4年連続の2冠を達成したサンフラワーズ。
今年は、キキこと林咲希選手とジュナこと梅沢カディシャ樹奈選手の2人のルーキーがチームに加入した。
また、佐藤清美監督がヘッドコーチに復帰し、新たな決意でさらなるチームの進化を目指す。
シーズンインを前に、佐藤ヘッドコーチと吉田亜沙美キャプテンに今シーズンに懸ける思いを聞いた。

経験を積むことで主力もベンチメンバーも大きく成長した昨シーズン
今シーズンはさらにアップテンポな展開で勝負!

昨シーズン、指揮を執ったトム・ホーバスヘッドコーチが日本代表ヘッドコーチに就任したため、今シーズンは佐藤清美監督が再びヘッドコーチに就任した。佐藤ヘッドコーチは昨季もずっとベンチでチームの戦いと成長を見つめてきただけに、チーム作りに全く不安はない。新たな気持ちで指揮を執る佐藤ヘッドコーチに、今シーズンの意気込みを聞いた。

昨シーズンは全勝優勝という素晴らしい成績でした。改めて昨シーズンの成長点を聞かせていただけますか。
まずはケガ人が出なかったことが何よりでした。スタートの5人をはじめ、控えメンバーも様々な経験を積んだシーズンになったと思います。平均得点が83.89点、平均失点が52.59点という数字も見事で、特にオフェンスリバウンドが圧倒的に取れたのは、オフェンスリバウンドに跳び込む意識が他チームよりも強く意識できたからだと思います。タク(渡嘉敷来夢選手)やメイ(大崎佑圭選手)、アース(宮澤夕貴選手)が跳び込むことでセカンドチャンスで2点が取れ、それがチームにいい流れを呼び込みました。
アースが3ポイントで存在感を示し、大きく成長したのも特筆すべきことでしたね。
アースの成長は大きかったです。セットオフェンスでアースが3ポイントを決めてくれることで、よりオフェンスの戦術が多彩になりました。それまではレア(岡本彩也花選手)の3ポイントしかなかったのが、対角にアースがいることで相手は的を絞りづらくなった。相手が3ポイントをケアすれば、うちの強みであるインサイドでさらに点が取りやすくなる。こうした展開によって得点力が確実にアップしたと言えます。
平均失点が52.59という数字も際立っています。ディフェンス力も確実にアップしたと言えますか。
そうですね。タクやメイも経験を積んで相手に対応しながらディフェンスができるようになりました。アースも1対1での守備が課題でしたが、脚力を付けたことやディフェンス時にオフェンスが次に何をするのか読むことができるようになったことで、成長を見せてくれた。チーム全体でディフェンスへの対応力が上がったシーズンだったと言えます。
ベンチメンバーも個々に成長を見せたシーズンになりましたね。
ポイントガードのネオ(藤岡麻菜美選手)の加入も大きかったです。リュウ(吉田亜沙美選手)と交代で入っても遜色なくゲームメイクをしてくれました。それまではリュウがベンチに下がってしまうと、インサイドへのパスが入りにくかったのが、ネオだとしっかりとパスを入れることができた。またネオに限らず、ベンチメンバーも個々にレベルアップしたシーズンでした。そこも大きな収穫点でした。
今シーズン、期待している選手は誰ですか。

全員に期待していますが、中でも今年加入したルーキーの2人が楽しみです。キキ(林咲希選手)は学生時代にインカレで優勝し、MVPも獲得。得意の3ポイントの他にドライブもでき、何よりも体力がある。7月のサマーキャンプでも安定した力を見せてくれました。また、ユニバーシアード日本代表としても準優勝に大きく貢献してチームに戻ってきました。リーグ戦での活躍を今から楽しみにしています。もう一人のルーキーであるジュナ(梅沢カディシャ樹奈選手)もまた、U19日本代表で活躍をしてくれました。体力はまだまだですが、インサイドで身体の強さを生かしたプレーができるのが強みです。シールし、リング下の良いポジションで重いプレーができる選手は貴重です。メイ、タク、ニニ(中村優花選手)とともにインサイドでの活躍を期待しています。

他にはウミ(山田愛選手)が3ポイントの確率を上げ、ガードとして成長を見せています。1番は、リュウ、ネオ、ユラ(宮崎早織選手)、そしてウミとそれぞれ個性が異なりますが、今シーズンは平均得点90点台を目指しているのでウミの出番も多くなりそうです。また2年目となるアコ(石原愛子選手)も、さらに活躍してくれると思います。

アメリカのWNBAで3シーズン目を戦って帰国したタクの成長、活躍も楽しみです。
帰国後はコンディションを整えながら、徐々にチームにフィットしていってくれると思います。今シーズンはタクの外角プレーを生かして「フォーアウトワンイン」を構想しています。タクには3ポイントも含めてアウトサイドのプレーにさらに磨きをかけて欲しいと考えています。
今シーズンはどんなプレーをファンに見せていきたいですか。意気込みを聞かせてください。
ディフェンスからブレークというチームスタイルは変わりません。走るバスケットでよりアップテンポな展開を目指しています。平均得点で90点以上、またアップテンポになるので失点は65点以下に抑えるゲームを想定しています。Wリーグ10連覇がかかっていますが、私自身はこれまでも連覇をあまり意識してきませんでした。一戦一戦、サンフラワーズのバスケットを追求していくだけです。その結果が2冠につながっていくのだと思います。昨シーズン以上に成長し進化したサンフラワーズをお見せできるよう、頑張っていきます。今シーズンも温かいご声援をよろしくお願いします。

佐藤清美ヘッドコーチ

佐藤清美ヘッドコーチ

佐藤清美ヘッドコーチ

佐藤清美ヘッドコーチ

2冠を目標にさらに挑戦し続けるシーズンに。
バスケットの楽しさを伝えたい!

圧倒的な強さを見せて2冠を遂げた昨シーズン。その中でも大一番になったファイナルでのリュウの強さは際立っていた。
司令塔として、ひたむきにサンフラワーズのバスケットボールを追求するリュウ。
今シーズンはどのように進化したバスケットを見せてくれるのか。キャプテンのリュウにその意気込みを聞いた。

昨シーズンは戦績でも内容でも大きな成長を見せたシーズンでした。
トム(トム・ホーバス)がヘッドコーチになり、みんなの意識がすごく高まったシーズンでした。相手と戦うというより、自分たちのバスケットをどれだけできるかという共通理解をもって戦ったシーズンでもありました。トムが私たちに期待してくれ、常に高いものを求めてくれる。それは信頼の証でもありました。試合の後に褒めてくれることもありましたが、「もっとできるよ」と言ってくれる。今の自分たちをどれだけ超えることができるかという挑戦が、シーズンを通してのテーマでした。同時に、私自身もみんなもすごく楽しんでバスケットボールができたと思います。
苦しい戦いの中で2冠を遂げ、なおかつ「バスケットボールを楽しむことができた」という言葉が印象的でした。そこも大きく違ったシーズンでしたね。
トムがよく言ってくれたのは「楽しんで欲しい」ということ。それまでスタートの5人もベンチメンバーも、常に連覇のプレッシャーの中で苦しい思いをしてきました。若いメンバーがプレータイムをもらっても、緊張のあまり自分のプレーができなくなったりもしました。でも、昨シーズンはミスで怒られることはあったけれど、「40分間、バスケットを楽しむ」という気持ちに変わりました。変なプレッシャーやリキ味が一切なくなったのです。トムの一言で、長年縛られてきたプレッシャーから解き放たれることができ、バスケットボールを楽しむことができたのは、大きな変化でした。
昨シーズンはベンチメンバーの出番が増え、チームとして底上げがなされたシーズンになりましたね。
トムから「シュートを打たないとゲームには出られないよ」と言われたので、全員が積極的にシュートを打つ意識が持てたと思います。また、オフェンスもディフェンスもチームとしてのルールを遂行することの他に、一人ひとりの仕事も明確でした。だからベンチメンバーは、コートに出た数分の中で自分の仕事をやりきるという意識を持ってプレーしていました。私がベンチで見ていても安心して見ることができたし、試合への集中力も高かったと思います。とにかくトムの引き出しが多かったので、毎試合、攻守でさまざまな戦術を経験でき、チームとしても大きく成長できたシーズンとなりました。
今シーズン、克服したい課題はどんなことですか。
試合では40分間、自分たちのペースでプレーできることはありません。突然、相手チームの大きな波にのまれ、思い描いたプレーができなくなることがあります。課題はそのような流れの時に、いかに短時間で立て直すことができるか、です。そのための鍵は、やはりディフェンスです。対戦相手によってディフェンスが変わりますが、1試合の中でも頭の切り替えを素早くして、相手が嫌がるディフェンスをどれだけ徹底できるかということになると思います。
今シーズンから再び佐藤清美ヘッドコーチが指揮を執ります。
インドのアジアカップ(旧女子アジア選手権)から帰国して、清美さんと話をしました。「ベースは変わらない。さらに走るバスケットを追求したい」と。それが清美さんのカラーなので、異存はありません。当然、「去年のチームを超える」ことが目標になりますが、その点も不安はありません。清美さんとまた一緒にできることがとても楽しみです。
リュウ自身の今シーズンの抱負を聞かせてください。
今シーズンは一日一日が勝負だと思っています。チームとしての目標が2冠であることに変わりはありませんが、自分の目標や夢はシーズンを戦いながら見つけていくつもりです。今シーズンもいろんなことに挑戦しながら、チームに貢献できることをやっていくだけです。
最後にファンの皆さんにメッセージをいただけますか。

この夏は日本代表がアジア3連覇を果たし、ユニバ女子代表は準優勝、U-19代表も4位と大躍進を遂げ、日本の女子バスケットがさらに進化を遂げました。サンフラワーズのメンバーもそれぞれの大会で大活躍し、チームに戻ってきました。次はWリーグで皆さんにバスケットの楽しさと醍醐味をお見せする番です。ぜひ、会場に足を運んでいただき、生で迫力あるゲームを観戦してください。JX-ENEOSサンフラワーズだけでなく、他のチームも進化していますので、楽しんでいただけると思います。

サンフラワーズとしては2冠を目標に、今シーズンもいろいろなことに挑戦していきます。まずは自分たちがバスケットを楽しみ、それを観戦してくださるファンの方々にもその楽しさを味わってほしいですね。今シーズンも「サンフラワーズを応援したいね」と言っていただけるよう、選手一人ひとりが成長していきます。私たちと一緒に戦っていただけたら最高です。どうか、今シーズンも熱い熱い応援を、よろしくお願いいたします。

リュウ

リュウ

リュウ

リュウ

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