ENEOSバスケットボールクリニック

クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

現在女子のミニバスをやっておりますが、ボールや人との接触を怖がるところがあり、ディフェンスの体の押し込みやリバウンドに入れない状況にいます。今年から6年生になりますが気持ちが弱いとのことで1クォーターしか使ってもらえません。不器用ですが練習はコツコツとやり少しずつ力をつけています。何とか恐怖心をなくし試合に多く出られるようにしてあげたいのでこのような状態の時どのようにしたらよいか、何かアドバイス頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。

フカ(指導者/指導対象:ミニバス 男性)

まず、長所(ストロングポイント)と短所(ウィークポイント)ということからお話をします。該当の子どもさんは、ボールや人との接触を怖がる、ディフェンスの身体の押し込みやリバウンドに入れない、とあります。これは全て短所(ウィークポイント)です。しかし、不器用だが練習はコツコツとやって少しずつ力を付けて、ということですが、これは長所(ストロングポイント)ではないでしょうか。こんなことわざがあります。”角を矯めて牛を殺す”角の曲がりを引っ張ったり、叩いたりしてすると牛が死んでしまう、つまり「小さな欠点を無理に直そうとして全体をダメにする」という意味です。短所を直そうとするより、長所を見つけてその部分を伸ばすようにして欲しいと思います。この世代の子どもは身体が発達途上ですから、線が細くて接触を嫌う子もいると思います。特に身体の細い子はどうしても身体の触れ合いは苦手なものです。そこで接触を求めることでバスケットボールに対するモチベーションが下がることも考えられます。楽しいはずのバスケットボールが嫌いになってしまうかもしれません。練習を重ねて少しずつ力をつけてきた、ということですが、どういったことができるようになったのでしょうか? もし何か別のことができるようになったとしたら、それは現段階での最高の長所だと考えたいですね。上手くなった部分を試合に生かすようにすれば苦手なことを強いる必要はなくなると思われます。例えば、パスが上手くなった、外からのシュートが上手くなった等々。今はその子が得意とするところを伸ばしてあげれと思います。ミニバスケットボールを何年生から始めたのが解りませんが、常に長所を伸ばすようにして欲しいと思います。身体が発達し、筋力もついて来れば、今まで怖いと思っていたようなプレイもできるようになるかもしれません。

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