ENEOSバスケットボールクリニック

クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

ミニバス6年生の女子でタブルハンドのジャンプシュートを最近しているのですが指先からボールが離れたら体全体でくの時になります。セットシュートも上手だし体のバネは凄くある子です。身長は150cmぐらいです。くの字になるのを治す方法はありますか?

ながさん(指導者/指導対象:ミニバス 女性)

シュートを打った後身体がくの字になる、ということですがどの程度のくの字なのか、またくの字の方向が前傾なのか後傾なのかによって指導は異なると思います。シュート時はジャンプしてリング方向にボールを飛ばすわけですから、ある程度前傾の場合はジャンプした力をボールに伝え易くなります。しかし、逆に後傾になっているとボールに力が伝わらず後ろに力が加わることになりますから、方向が定まらなかったりシュートが短くなってしまいがちです。前傾の角度にもよりますが、もしその状態でシュート確率が高く安定しているようなら今は修正せず少し見守ってあげることが良いと思います。逆に後傾の場合は安定しない悪いシュートフォームなので、習慣がつく前にできるだけ早く直してあげてください。ミニバスや中学生の場合、筋力がないなかで遠くに飛ばそうとした結果後傾になり、上半身でシュートしようとする悪いフォームになりがちです。指導の要領としては、シュートを構える時おそらく両足を肩幅くらいに広げていると思いますが、その際両膝を結ぶ仮想線の中心点の真上に頭が来る姿勢で構え、その位置をシュートをリリースするまで保つようにします。そしてジャンプする際に注意することは、上半身を後ろに煽るようにジャンプするのではなく、あくまでも曲げた膝を伸ばす力で真上に、しかも頭の位置が後ろに倒れないようにジャンプしてシュートを打たせます。最初から遠距離で打つのではなく今の力で届く距離から始め、徐々に距離を伸ばすようにしてください。届かない距離から打とうとすると、どうしても無駄な動きを加えて届かせようという心理状態になるので、悪いシュートになってしまいます。前傾が大きくて不安定場合も同じように指導してみてください。

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