ENEOSバスケットボールクリニック

クリニックQ&A寄せられた質問にクリニックのコーチ陣が回答します。

ミニバスの男女混成チームの指導補助をやっています。チームで一番ボールコントロールとドリブル上手な小柄な5年男子がガードポジションなんですが、「僕はパスよりシュートが決めたい!」とガードは乗り気ではなく、パスも出さず、一人で切り込みます。味方にパスを出しても間髪入れずに「自分に戻せ!」と指示を出して、他の子にボールを持たせたがりません。上手いんですがフットワークなどもあからさまにやりません。人数少ないので監督は特別扱いしてますがチームの雰囲気が上がりません。彼にパスの魅力を伝える方法はあるでしょうか?

タマモさん(指導者/ミニバス/女性)

ミニバスケットボールの指導は実に大変だと思います。特にこの年代の子供達は運動能力に大きな差が出るときでもあるはずです。

だた指導者として考えなければならない最も大切なことは、質問にあるように「小さくてボールコントロール、ドリブルがうまいからガードだ」、「大きいからセンターだ」というような固定概念でその子供のプレーの範囲を決めてしまうことだろうと思っています。

例えば、今は小柄でも、ある時期になってから一気に成長することも考えられますし、逆に今は大きくてもあまり成長しないこともあると思います。今の時期は何でもできるように、バスケットボールの基本を覚える時期だと考えます。

ショートが好きならシューターとしての可能性を追求するのも指導者の仕事のような気がします。ガードに限定するにはまだまだ先ではないでしょうか。

その子のあらゆる可能性を考えて指導して欲しいと思います。

チームを作るときに大切なことは、チームとして試合をするときに個々の役割を明確にすることです。それは今子供たちが持っている最高のプレーをそれぞれ出させることで明確になります。そしてそれはこれから中学校、高校へ進学するに連れて変わってくる可能性は大いにあるのです。

ですから何でもできるようにしておくことが大切だと思います。

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